ｰ福太郎の部屋ｰ

ラム「はぁぁ……」

福太郎「ため息ついたら」

ラム「幸せがひとつ逃げるって?」

福太郎「ため息つくと二酸化炭素の排出量が増加して……」

ラム「なんの話しよ!」

福太郎「……なんの話しやっけ?」

お仙『腕の関節が曲がらないのはどういう柔軟がいいかって話しダ』

芳香『うおぉぉ!』
ぴこぴこっ

クロ「すっげぇ力んでるけど手首しか動いてないぞ」

芳香「んっ、はぁっ、んんっ!!」
ぴこぴこっ

クロ「だから手首しか動いてねーよ」

芳香「はぁぁ、んんっ、あぁん…」

福太郎「……エロい!」

ラム「やかましいわ!」

福太郎「……」

ラム「……なによ」

福太郎「ツッコミん時だけ関西弁になるひとに対して、それをツッコンだ方がええんか否かって悩みまへん?」

ラム「悩まないし、悪かったわね!中途半端に関西弁使って!!」

福太郎「いや、別にええんですけどね。それはツッコミ待ち何か、それともスルーでええんかが気になって」

ラム「スルーでいいスルーで」

福太郎「じゃあ、何処であげ足とるか悩むなぁ」

ラム「あぁ、わざとかわざとやってたんだな全部」

福太郎「んー、半々」

ラム「はあぁぁぁ」

福太郎「んっ、せや!ため息の話しやったんゃね!」

クロ「それももういいよ!」

福太郎「んっ」

ラム「もっときびきびツッコミ入れなさいよ。仕事でしょ」

クロ「仕事じゃねーし。やだよめんどくさい」

福太郎「そのめんどくさいって感情……もしかしたら妖怪の仕業かも知れんで?」

クロ「ついには何かおかしいこと言いだしたな」

福太郎「共産主義妖怪レーニャンとか」

ラム「妖怪をウォッチするネタを無理矢理ブッ込むにしてもホント無理矢理過ぎない?」

福太郎「我ながら今のはあかんにゃーって思った。」

クロ「あかんにゃー?」

福太郎「……あかんにゃーってね!」

ラム「ゴリ押しで誤魔化しだしたわよ」

福太郎「人間やもん噛むことやってあるやろ?あかんにゃーって!」

ラム「わかったから、もういいから」

福太郎「はー……一週間分くらいのテンションを使いきった気分やわ」

クロ「今のテンションあがってたのか?」

福太郎「んー……多分」

ラム「躁鬱かなんかか…」

福太郎「鬱ではないと思うんやけど、鬱っていわれたらそうなんかなーって思ってしまう気もする自分が居るよ」

ラム「もういいわよ!めんどくさい!」

福太郎「はい」

お仙『なぁなぁ、ちょっといいかナ』

福太郎「どしてん?」

お仙『芳香の腕が戻らなくなっタ』

芳香『おおぉー……お?』
プラーン

クロ「折れてね?」

福太郎「そんな気がする」