第壱夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「んじゃ……改めて福ちゃん」

福太郎「ん……」

ぴっ……

メリー「どう?」

福太郎「……あ、繋がった」

悠「さっすがぁ」

『我は怪人アンサー……今からアナタの九つの質問に正しい答えを与えましょう。ただし十個目の質問は我からさせてもらいます。我と契約し質問を開始しますか?』

悠「する」

『では、質問を』

悠「すっきーのパンツは何色ですか」

『黒です』

すっきー『いきなりなにきぃてぇんすかぁぁ///』

福太郎「じっ……」

メリー「……白だからね//」

福太郎「って、いうてるけどホンマですか?」

『本当です』

メリー「だからきくなぁ!!!」

悠「三つ目の質問。もし、ようようが生身だったとして刻んでミキサーにかけたらいったい何グラムのコラーゲンが搾りだせますか?」

『約401グラムです』

ようよう「オイコラ、幽霊のオイラでもブルっちまうような怖い質問すんじゃねーよ」

悠「四つ目、すっきーのブラのサイズはいくつ?」

『70のBです』

福太郎「あれ、でもこないだつけて無かったような……」

『服と一緒にずりおろしてたんでしょう。サイズゆるいから』

すっきー『だから、セクハラ質問やめい!福さんもなにいっしょになってるんすか!』

福太郎「メリーちゃんは俺に惚れとりますか?」

『ベタ惚れです』

メリー「きゃあぁっーー///」

悠「今この場でようようをすり潰したら何グラムのエクトプラズマが搾りとれますか?」

『約5mgです』

ようよう「おいおい、兄さん。オレが与えられるのはこの愛くるしさだけだっーの」

悠「では、八つ目の質問。アナタがどんな質問にも正しい答えをくれるというのは本当ですか?」

『本当です』

福太郎「?」

すっきー『?』

ようよう「?」

メリー「?」

悠「九つ目の質問です。アナタが今回最後におれにする質問の答えはなんですか?」

『…………月曜日……』

悠「にたぁ~」

『…では最後は私からの質問です。西暦3629年八月……』

悠「月曜日」

『……正解ですチクショー!!』

プッ……

悠「ふぅ……有意義な時間を過ごせたな」

福太郎「いやぁ、鮮やかやったわ。俺も楽しめたし」

メリー「次かけるの私!」

すっきー『いいえ!あたしが、あのヤローどもの秘密全部暴いてやる!!』

ようよう「結局店の名前は?」

二度とアンサーにはかかりませんでした。
47/100ページ
スキ