ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「たまねぎ、じゃがいも、にんじん、鶏肉を使ってカレーを作ろうとしました」

クロ「うん。」

福太郎「しかし、カレー粉を買い忘れてて半パックしかありませんでした。」

メリー「うん」

福太郎「それで探したらシチューの素がありまして半パック」

すっきー『ほうほう』

福太郎「そんでそのふたつを鍋にぶち込んで出来たこれはカレーシチューなのかシチュー風カレーなんゃろか?」

クロ「知るかっ!!」

メリー「どっちでもいいんじやない?」

福太郎「いや、シチューをメインに引きだすんやったらご飯とは別皿。カレーをメインに引きだすんやったら同じ皿に……」

クロ「どっちでもいいわ!」

福太郎「という間にいい感じに煮えてきました」

小傘「ご飯大盛りでお願いします!」

クロ「コイツは……」

福太郎「カレー判断?シチュー判断?」

小傘「カレー判断で」

福太郎「んっ、ほんならご飯と同じ皿でええね。」

メリー「じゃあ、私はシチュー判断で」

クロ「どういうシステムだよ今日の夕食!」

福太郎「楽しめるシステム」

クロ「まどろっこしいよ!」

お仙『シャンプー無くなりかけてるゾ』
ホカホカ

クロ「お前は一日二回風呂に入るな」

お仙『いいじゃないカ!お風呂に朝夕はいったっテ』

福太郎「逆に疲れん?」

お仙『リフレッシュできル』

クロ「リフレッシュが必要なほど疲れてないだろ」

お仙『私はカレー判断デ』

クロ「ちゃっかりシステム理解してんじゃねーよ」

福太郎「そんでクロはどっちなん?カレー判断?シチュー判断?」

クロ「どっちでもいいっーの!」

こんこん

福太郎「はいはい?」

りんね「こんばんわ」

福太郎「どーも、なに判断で?」

りんね「そうねぇ……シチュー判断かしら」

クロ「このシステム世界共通なのか?!」

りんね「ふふ、ちょっとそこで話しが聞こえてきたのよ」

クロ「……」

りんね「はい、これ、お土産いいワインなのよ。私のお気に入り」

福太郎「わざわざ、どーもです。」

りんね「それじゃ、おじゃましまーす」

クロ「約束してたのか?」

福太郎「約束いうか暇やったら来てどうぞ～っとは伝えた」

クロ「素直だな」

福太郎「肉体的には元気やけど、心が落ち込みやすいタイプ見たいやし優しいしたげて」

クロ「ある意味、お仙とは逆か……」

福太郎「そういうや、あのふたりって仲ようできるんかな…?」

クロ「さぁ……」