第禄夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「雨やなぁ」

すっきー『雨っすねぇ』

クロ「暇だな」

福太郎「あっちに混じってくれば?」

小傘「あははっ」

メリー「うふふっ」

クロ「……」

福太郎「キャッキャッうふふ、してみれば? 」

クロ「……いや、いいわ」

福太郎「そういわずに」

クロ「なんで勧めてる」

福太郎「面白そうやし」

クロ「殴るぞ」

お仙『はー!良い湯だったゾー!』

クロ「っで、朝風呂だよ」

お仙『次、どーゾ』

クロ「入らねぇよ」

お仙『さっぱりするゾ。』

福太郎「でも、風邪ひきそうやしなぁ」

お仙『心身を鍛えるんダ』

クロ「お前が言うと違和感しかない」

福太郎「そのあたりどう思う?」

小傘「へ?」

福太郎「どう思う?」

小傘「ええと……良いと思います!」

福太郎「ええらしいよ。」

クロ「どういう流れだ……。」

福太郎「たたたらさんに任せてみた、流れ」

小傘「多々良です」

福太郎「たたたたらさん」

クロ「……」

小傘「増えてる!?」

クロ「お前、この名前いじり必死に考えてただろ」

福太郎「んっ、ここやとようやく見つけた」

クロ「やめろよ。その悪趣味」

福太郎「ちゃうちゃう、コミュニケーションを円滑に進めるための小ネタや」

クロ「そんなことしなくても十分円滑だっただろ」

福太郎「そやね」

クロ「素直か!」

お仙『いいことダ!』

小傘「すごい賑やかね」

メリー「うん、楽しいでしょ?」

小傘「うん、楽しい!」

クロ「……同レベルっぽいな」

福太郎「九十九神系同志気が合うんちゃう?」

クロ「気が合うのは、また別だろ」

福太郎「というと?」

クロ「メリーは誰とでも普通に話すだろ。怖いもの知らずだから」

メリー「相手のことを怖いと思って接してたら駄目なのよ?」

クロ「……」

福太郎「だってほら、メリーちゃんは元コールガールやん。電話での会話は手慣れたもんやろ」

すっきー『コールガールって……』

福太郎「すっきーはスケベやなぁ」

すっきー『なんスかこの理不尽!」

クロ「それは今さらだろ」

福太郎「えー、そんなことないよ。なー」

メリー「ねー」

福太郎「なー」

小傘「ねー♪」

クロ「なじみ過ぎだろ……。」
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