ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「なかなか優秀やろ。お仙ちゃん」

悠「優秀優秀、おれも欲しいくらいだわ」

福太郎「あはは、ホンマに?」

悠「すいません、口が過ぎました。」

お仙『私をとりあわないデ。』

クロ「とりあってはないだろ」

お仙『乙女が一度はいってみたい台詞じゃないカ』

クロ「乙女って……」

悠「ほう……つまり、お仙ちゃんは乙女な年頃なのか」

お仙『花も恥じらう乙女ダ』

クロ「何処がだよ」

福太郎「まぁ、乙女であるかないかの基準は曖昧やしな」

悠「処女か処女でないかでいんじゃね?」

クロ「うぉい!」

福太郎「ほんなら非処女を乙女としてあらわすときは?」

悠「…………真･乙女?」

福太郎「ゲッターみたいやな」

クロ「色々とおかしい」

悠「おかしけりゃ笑え」

クロ「そういうおかしいでもねぇよ!」

お仙『あっはっはっハ。』

クロ「笑うなら笑顔になれ!真顔で笑うなッ!」

悠「表情筋が固いのかな」

福太郎「んー、あり得るな」

悠「こういう場合は表情筋を柔らかくするアヘ顔ダブルピースなんていかがでしょうか?」

クロ「豊かになってるんじゃなくて逝ってるんだろ!」

お仙『アヘー』
ピースピース

福太郎「無表情ダブルピース」

悠「これはこれで……っていうか、ただのピースだな」

お仙『アヘー』

クロ「お前も出来ないならやらなくていいっ!」

悠「つまり出来るならやっていいということですかな?」

クロ「黙れ!」

ゴンッ!
悠「何か物を投げられまくってるんだけど」

福太郎「直接殴ったら自爆するんを学習した結果が物を投げるって行動になったんやね。」

悠「いつの間にか忍者ジョブをマスターしてたのか」

福太郎「でも、フレア剣のみだれづきやね。」

悠「サンダラ剣みだれづきでオメガもいちころ」

クロ「なんの話しだよ!」

お仙『ファイナルファンジー』

クロ「ホント、なんでお前もそういうことに詳しくなってんだ?え?」

お仙『博識無表情系キョンシーって萌えなイ?』

クロ「知るか」

悠「おれは全然ありだと思う」

福太郎「まぁ、有りかな」

お仙『おっしャー!』

悠「ここまで無表情なのもなかなかだな」

福太郎「んー、やっぱりコレ表情筋がかたまっとるっぽいな。クロ、タオル温めてきて」

クロ「めんどくせーなぁ」

悠「顔に貼る温シップかっといたらいんじゃね?」

福太郎「んー、それありやな」

お仙『カイロとかでも良いヨ』

悠「低温やけどしそうだな」

お仙『平気だ痛くも熱くもない』

福太郎「いや、感じにくいだけで火傷はやけどやろ」

悠「不死者特有のダメージ判定が鈍るだな」