ｰ福太郎の部屋ｰ

お仙『ふうー』

クロ「はぁー」

福太郎「さくばんはおたのしみでしたね」

クロ「何いってんだ?」

福太郎「いや、楽しかった?」

クロ「たのしかねぇよ!」

お仙『さっぱりしタ。』

メリー「そういえば……お風呂の時はお札どうしてるの?」

福太郎「紙やなーて布のお札に張り替えとるんやって」

お仙『それでも滲んでくるかラ、消耗品だヨ。』

福太郎「いくら何?」

お仙『チンチンが作ってくれるからタダだヨ。』

クロ「お前、それいって怒られないのか?」

お仙『本人のまえではいったことなイ。今度試してみル。』

福太郎「連続でいうたらアカンよ。会話の流れでサッと一回、多くて二回までやで」

お仙『わかっタ。』

クロ「何をレクチャーしてんだ。何を」

福太郎「俺が教えられるんは小さじ程度のボケと大さじ程度のツッコミだけやから」

クロ「もっと別のことを教えてやれよ!!」

福太郎「これがクロのツッコミやで」

お仙『覚えてク。』

クロ「覚えなくていいよ!」

メリー「もうなじんでるね」

すっきー『適応能力が高いんっすかね』

福太郎「しかし、お風呂はいったら血色もようなるんやな」

お仙『一時間くらいはネ。だんだん悪くなル。』

クロ「じゃあ、カイロでも張っといたらずっと血色良いままなのか?」

お仙『部分的に良くなル。けど、腐りやすくなったりカビが生えたりすル。』

クロ「真夏の煮ものかお前は」

お仙『半分は冗談だヨ。』

クロ「殴っていいよな?」

福太郎「いや、半分はホンマっていうところを気にしよや」

お仙『大丈夫ダ。腐っても臭わなかったら問題なイ。』

クロ「問題あるに決まってんだろ!」

福太郎「ええコンビになったな」

クロ「コンビを組んだ覚えは無い!」

お仙『ギャラは7:3でいイ。ワタシが7で大神が3』

クロ「お前が上ってなんなんだよ!どう考えても苦労するのは私だろ!」

福太郎「なんてこっちゃ……」

クロ「な、なんだよ」

福太郎「今……お仙ちゃんがクロの事を「大神」って呼んだ……。」

クロ「驚くことねぇんだよ!お前らが犬とか犬とか犬とか言いすぎなんだよ!!」

福太郎「朝ご飯にしよか」

お仙『おー、ごはんごはん、トマトあるカ?』

福太郎「生トマトは無いけどケチャップならあるよ」

お仙「吸いたイ」

クロ「シカトか、そうかそうなんだな!!」

メリー「クロ、頑張って!」

すっきー『ストレスで脱毛症にならないように注意っすよ!』

クロ「だったらお前らもフォローするなりしろ!」

お仙『任せロ!』

クロ「お前が原因だから張りきるなっ!」

福太郎「はいはい、ご飯ややからなー」