第禄夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「はい、はいはい、はーい。」

クロ「電話誰からだ?」

福太郎「メリーちゃん」

メリー「かけてないよ?!」

クロ「適度に小ボケ挟まんでいいから」

福太郎「今夜チンチンさんがキョンシー見せに来るって」

クロ「マジか……」

福太郎「真剣と書いてマジと本気と書いてマジってどっちが好き?」

クロ「どっちでもいい」

メリー「私は本気のほうが好きかな」

すっきー『真剣のほうっすかね。』

クロ「ああそう……。」

福太郎「クロも素直になっ……忠犬になってええんやで?」

クロ「なんだろうね。ドライバーでブッ刺したくなった」

福太郎「ドライバーは刺して回すもんやから、まぁ、間違いではないんかもね。」

クロ「間違ってるよ!」

福太郎「言うた本人がツッコムこのご時世」

すっきー『ツッコマせてるのは福さんの発言っすけどね』

福太郎「ドライバーだけに?」

クロ「うるせぇ!」


~数時間後~


こんこん!

福太郎「はいはい?」

ラム「こんばんわ」

福太郎「おばんです」

ラム「……」

福太郎「……」

ラム「……それって関西弁じゃなくて京都弁じゃない?」

福太郎「……」

ラム「……」

福太郎「おして反応するのがリモコン、おさなくて反応するのはロリコン」

ラム「ナニが言いたい?あ?っか、ロリってか?私がロリってかコラ?」

福太郎「あはは、中にどうぞ」

ラム「待てや、おい。こっち見ろ。足にドライバーブッ刺すぞ」

福太郎「ドライバー刺すんがはやっとるんかな?さっきクロにも刺されかけたわ」

ラム「はぁ……そんなことはどうだっていいわ。こっちよ」

チリン
女キョンシー『……』

福太郎「ほう、美人さんやん」

クロ「顔色はちょっと青白いが普通に人だな」

ラム「死因がなんだったのか知らないけどまったく損傷がなかったようだからね。」

福太郎「札は張ったままやないとアカンの?」

ラム「制御してるからね。このほうが危なくはないわ。危なくは」

すっきー『二回言ったっすね。』

福太郎「名前は?」

ラム『生前のことは覚えてないらしくてね。名前もないわよ』

福太郎「マッスルボディ2ダッシュプラス……」

クロ「なんか言ったか?」

福太郎「なんも言うとらんよ」

女キョンシー……』

メリー「直立不動だよ?」

ラム「普通にしていいわよ」

ちりん
女キョンシー『……』

福太郎「……変わりなしやけど?」

女キョンシー『座っていいカ?』

福太郎「んっ、どうぞ」

女キョンシー『ありがとネ』

福太郎「普通の人っぽい」

クロ「普通の人っぽいな…」

ラム「前にもいったけど術式は完璧なのよ…」
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