ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「なぁなぁ、悠えもん」

悠「なんだい、福太くん」

クロ「そこまでいったら、「郎」までいえよ」

福太郎「空中での飛び回し蹴りから後ろ回し蹴りして着地と同時に跳ねあがれる?」

悠「飛燕連脚は難しいけどスピニングバードキックのその場限り番ならできる」

福太郎「すげぇ」

悠「でも、高確率でしたあと吐く」

福太郎「目がまわる?脳が揺れる?」

悠「ダブルかな。あと髪の毛が酷いことになるから二度としないと誓った」

クロ「アホだろ」

悠「愛すべきバカです」

クロ「黙れ」

悠「ビーフジャーキーあげる」

クロ「いらんわい!」

福太郎「ほんなら、俺もらおうかな」

悠「でも、これ犬用のだから」

クロ「本気でぶっ飛ばすぞ!!」

悠「(゜.゜)」

クロ「なんだその面はぁぁぁぁ!」

福太郎「クロ、落ち着きーや。血管がプッツンするで?」

クロ「血管のまえに違うもんがプッツンしそうだよ!!」

悠「ぱんつのゴムとか?」

クロ「オラァぁ!」

ゴッ!
悠「とても痛い」

福太郎「せやろね」

すっきー『なんかもうそのやりとりがひとつの流れになってるっすね』

福太郎「日常ってええよね」

クロ「その日常でストレスがマッハだよ!」

悠「おこ?おこなの?」

福太郎「激おこプンプン丸?」

クロ「……」

ベシッ!ベシッ!
悠「どうしよう無言で叩かれだした」

ベシッ!ベシッ!
福太郎「背中より肩を叩いてほしいかな」

クロ「うるせー!」

ゲシ!
悠「あれ、なんでおれが背中蹴られるの今の流れで?」

福太郎「小鳥遊さん、小鳥遊さん」

悠「はいはい?なんですか、御堂さん」

福太郎「美人に背中を踏まれている……っと、考えたなら?」

悠「我々の業界ではご褒美です」

クロ「ぎぃぃぃーー!」

メリー「そろそろクロの血管が本当に切れちゃいそうだよ」

悠「ビーフジャーキー……」

クロ「しつこい!」

悠「味うっすいなこれ…はぐはぐ」

福太郎「はぐはぐ……うわー、まず。すっげぇマズイ」

クロ「喰うなよ?!」

悠「やっぱり人間用のがいいな」

福太郎「せやね。」

クロ「そりゃそうだろ……。っか、齧るなよ犬用を……」

悠「じゃ、クロの番な」

クロ「仕方ないなぁ……って、なんでじゃい!!」

福太郎「ノリツッコミにも定評がでてきたな」

すっきー『福さんと悠さんは……クロさんをどうしたいんすか……』