第禄夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「うん、できた。」

福太郎「お疲れさん」

悠「うひふひひ」

クロ「笑い方が気持ち悪い」

悠「ん?なに?誰がエアコンとりつけてあげたんだっけ?」

クロ「うぜぇ」

福太郎「お礼はちゃんとせな。ほら、尻尾出して」

クロ「礼をするのに何で尻尾を出さなきゃいけない!」

悠「胸、尻、内太股っていう選択肢も有るけど」

クロ「ろくなことされねぇのが目に見えてるんだよ!」

悠「じゃあ、福ちゃんの尻撫でようか」

福太郎「やめてほしいわぁ」

クロ「気持ち悪さが振り切ってやがる」

恋「まったくじゃ」

悠「頑張ったんだからご褒美くらい欲しいじゃないですか!」

クロ「変態だー!」

恋「そうじゃな」

メリー「知ってた」

すっきー『そうっすね』

クロ「……そうだな」

悠「変態じゃないし、変態だとしても変態という名の紳士だよ!」

福太郎「つまり変態やね」

悠「てへっ」

クロ「イラっ…」

福太郎「まぁ、お礼はちゃんと考えてあるんやけどね。」

悠「なに?クロの下着?」

クロ「よし、本気で殴る。金属で殴る」

福太郎「一番クジで当たった承太郎のフィギュア」

悠「うお、おぉぉ、うおぉぉぉぉ!!」

クロ「うわぁ…」

恋「引くほどの喜びようじゃな」

悠「WRYYYYYY!!」

福太郎「……これ、クロの下着とやったらどっちが喜んだんやろか」

クロ「お前もぶん殴るぞ」

恋「ときどき福太郎も変態な部分が見え隠れするな」

福太郎「んっ、男やからね。」

恋「この淡白な加減からはそういうタイプには思えんのじゃが」

悠「いやいや、淡白なのに限ってすっごい性の獣な場合が多々ある」

福太郎「俺はそれに当てはまらんと思うよ。悠には負ける」

悠「えへへ」

クロ「もう帰れ」

悠「あと小一時間はだらだらしていくからな!」

福太郎「ええよ」

クロ「お前も少しは拒め!」

恋「申し訳ない」

メリー「大変ね。」

福太郎「俺は別に気にしてないよ」

悠「ですよねー」

クロ「何て言うか……私のストレスがマッハなんだが」

悠「骨っ子かってくるか?」

クロ「カルシウムの問題じゃないし!私は犬じゃないっ!!」

悠「なみにうちのバロンに犬ガムやったら……バキボキって噛み砕く」

福太郎「アレって噛んで噛んでして柔らかーなっていってようやく食べれるから犬ガムいうんやんな。」

悠「うん、あと歯を丈夫にしたり、歯磨き代わりになる。でも、うちのバロンは噛み砕くんだよ。」

福太郎「すげぇなぁ」

悠「凄いんだよ。多分本気で噛まれたら腕とかへし折られるんじゃなくて、もぎ取られる」

クロ「なんの話しなんだコレ……」

悠「我が家のペット自慢。次は福ちゃんちのクロを……」

クロ「私はペットじゃねーぞ!」
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