第禄夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「……暑い」

クロ「いうな、いうな、余計暑くなる」

悠「ブラとか着けてる?」

クロ「……」

悠「白のワイシャツとか着たらブラ透けする?」

クロ「…………」

悠「クロなのに白シャツ……これは面白い!いける!」

クロ「なぁ」

悠「ん?」

クロ「そこの窓から飛び降りてくれ」

悠「いいぞ。とりゃあ!」

ダダダッ!ひゅん!

恋「うおぉい!」

福太郎「……」

ダダダダっ!
悠「ただいま。そと暑いしアスファルトがヤバい温度になってて足の裏やけどするかと思った」

福太郎「はい、雑巾。」

悠「どもども」

クロ「二階から飛び降りたくらいじゃ普通に余裕か……チッ」

恋「心臓に悪い」

悠「高い所から投げ落とされた回数だったらそこそこ数こなしてるからな。自分から飛ぶんならまず安泰だ」

福太郎「投げ落とされた回数に評定があるんやな」

悠「あぁ、でも……りんね先生ほどではないと思う」

クロ「アレはただのドジだろ」

福太郎「落下回数だけをカウントしたらスーパーマリオの落下並に多いかもな」

悠「スーパープレイヤーのおれはノーコンテニュークリアも余裕ですけど!」

恋「そうか」

福太郎「実際は?」

悠「少なくとも50回は死ぬかな」

クロ「けっこう死んでんじゃねーか」

悠「割と凡ミスで死ぬ」

福太郎「最近のは?」

悠「したことないな。マリオメインで最後に触れたのは……スーパーマリオRPG?」

福太郎「そうとう古いな」

悠「攻撃特化目指そうとしたらばっちいぱんつを装備させないといけないというアレな」

恋「なんじゃそりゃ」

悠「攻撃最大目指すんなら必要な装備だ」

福太郎「あと、ひまんパタこうら」

悠「いや、スーパージャンパーで武器なし」

福太郎「ウルトラジャンプで殺る気まんまんやな」

悠「ジーノカッター以外で四ケタダメージを叩きだすのはヒゲしか居ない」

恋「ついていけんわ」

悠「だったら置いてくだけだ」

恋「容赦なしか!」

福太郎「悠の背中に乗っ取ったらええんちゃう?」

恋「なんでじゃ!」

悠「自力で貼り付いてるなら振り落としたりはしないぞ」

福太郎「よかったね」

恋「いや、いやいや、意味が分からない」

悠「でも、どちらかというとおぶるんなら……クロくらいの胸は欲しいかな」

恋「変態が!」

福太郎「よかったね」

クロ「私はただセクハラされただけだ!なにもよくないっ!」
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