ｰ福太郎の部屋ｰ

悠「はぁー、ここに来ると落ち着くなぁ」

福太郎「そらどうも」

クロ「私らは落ち着かないけどな、お前が来ると」

悠「クロは冗談が上手になったな。」

クロ「冗談じゃねーよ」

悠「はい、これお土産のわらびもち」

福太郎「おおきに」

アリス『アリス、ケーキが食べたいわ』

悠「えー、コンビニいったときに言おうよ。っか、ハロハロ買ってあげたよね?」

アリス『あの時はアイスの気分だったの。今はケーキ』

悠「甘いもんばっかり食ってると糖尿になるぞ」

クロ「もっと別の例えがあっただろ」

アリス『飲みたいの?』

悠「あのな……マジでドン引きする下ネタをブッ込むのはやめろ。ここだからいいけど場所によったらいろいろと誤解されてなんやかんやで結局おれが殴られるヴィジョンが見えるから」

クロ「ここでもよくねぇよ!」

福太郎「俺は別にええで」

メリー「ご主人様!」

アリス『ふふふっ。ねぇ、わらびもち食べていい?』

福太郎「ええですよ」

悠「はぁ……まったく、このお嬢さんには困ったもんだ」

福太郎「でも、面倒みたげとるんやね。」

悠「まぁなぁ……怨念の集合霊って聞いたら憐れむわけじゃないが、ほっとくわけにもいかんだろ」

福太郎「優し～」

悠「そう、おれ超優しい!」

クロ「少しは謙遜しろ」

アリス『あむっ。ふふっ、美味しい』

メリー「アリスは甘いもの好き?」

アリス『大好きよ。でも、一番好きなのはお願いする事』

メリー「お願い?」

アリス『うん、死んでく……』

悠「ストップ!」

ズボッ!
アリス『はぐっ!あむあむ……美味しい』

悠「あ、危なかった。」

アリス『アリスのちっちゃなお口にねじ込まれちゃった』

福太郎「わらび餅をね。」

アリス『ふふっ。ふふふっ。』

悠「それはいっちゃ駄目だっていっただろ!」

アリス『大丈夫よ。お兄さん。『死んでくれる?』はメフィストのおじ様に封印されてるから使えないもの』

悠「初耳だ」

アリス『聞かれなかったもの』

悠「(´・ω・｀)」

クロ「お前がいいそうな事をいってくるなあの小娘」

悠「稲葉、久秀、真桜に引き続いてアリスが言葉のドッヂボーラーとしてランクインしそうだ」

メリー「言葉のドッヂボーラー?」

福太郎「言葉のキャッチボールやなくてドッヂボールでぶつけるいう意味ちゃう?」

悠「イグザクトリー」

クロ「顔面にボールぶつけられろ」

アリス『ふふふっ』

福太郎「なんやかんやでわらびもちで満足したんやね。」

アリス『ケーキとプリンは帰りに買ってもらうの』

悠「プリンが増えてる!」