第伍夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「そういえばセンセ」

りんね「ん?なぁーに?」

福太郎「ちょいちょいウチ遊びにきとりますけど、休みの日とかってなにしてはるんです?」

りんね「えっ、それって私の私生活に興味が?やだ、もー……そういうアプローチは全然嫌いじゃ」

福太郎「ふー……夏は冷えた麦茶やな」

クロ「おい、スルーしてやんなよ」

福太郎「ええやないの、楽しそうやし」

メリー「妄想の世界から帰って来れなくなっちゃいそうな勢いだけどね。」

りんね「ハッ……コホン!そ、そうねぇ、買いものとか部屋の掃除とかで一日過ぎちゃう感じかな」

福太郎「んっ、趣味とかは?」

りんね「ええと、オナ……いや、自家発…………違う、そう、きもちいいマッサージ!」

福太郎「……そーですか」

クロ「思春期の男子高校生かアンタ」

りんね「うん、大好き」

クロ「そうじゃねーよ!!」

福太郎「彼氏とか欲しいないんです?」

りんね「欲しい!すごく欲しい!」

福太郎「お、落ち着いて」

クロ「めっちゃ食い付いてきたな」

りんね「ほら、先生って「30」歳じゃない?」

福太郎「ん?」

クロ「は?」

メリー「えっ?」

すっきー『はい?』

りんね「なんでみんな疑問してるのかしら?」

福太郎「センセ……30なん?」

りんね「そうよぉ」

福太郎「何百年30歳何です?」

クロ「聞きづらいことをストレートに聞くお前には感服だよ!!」

りんね「……30歳よ♪」

福太郎「んっ、笑顔でゴリ押されとるからこれ以上は追及せんほうがええんやな」

りんね「うふふっ」

福太郎「しかしまぁ、30、30かぁ(不死になった年齢が30やったんか……それとも、なんか30って数字に意味があるんか……?)」

りんね「やぁん、そんなに見つめて」

クロ「何か妙なこと考えてるんだろ」

福太郎「ちょっとした謎ときかな」

りんね「でもね、福太郎くん」

福太郎「んっ、はい?」

りんね「女性に年齢を聴くのはNGよ?」

福太郎「んー、それは失礼しました。ちょっと好奇心が出てしもて」

りんね「まぁまぁ、先生のことに興味津々なのね///」

福太郎「センセってめっちゃプラス思考ですね……まぁ、興味がないこともないんですけどね。色々と」

クロ「不死の度合いとかな」

メリー「どこに興味持ってるの?」

福太郎「んっ、まぁ色々かな」

りんね「興味があるの?色々、私に?」

福太郎「えぇ、まぁ。」

りんね「ええと……それじゃあ、合鍵どうぞ」

スッ
福太郎「すんません。なんもかんもすっ飛ばして合鍵渡されても困るんですけど……。」
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