第伍夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「ふー……」

クロ「ふぁぁ……眠い」

福太郎「ご飯食べて、軽く運動して、風呂入って寝る。実に健康的やな」

クロ「ホントにな。」

すっきー『いいっすね。健康的な生活って』

福太郎「……すっきーにとって健康って何?」

すっきー『えーと……肌の色の悪さ?』

クロ「肌の色の良さでなくて悪さかよ」

すっきー『やっぱり青白い方が怖がられるじゃないっすか』

福太郎「なるほど、でも俺は肌色でええと思うよ。」

メリー「でも、すっきーは今ぐらいの超色白がいいと思うの」

クロ「確かに外でないから色は白いな」

福太郎「美肌ってやつか」

メリー「そう、それ美肌!」

福太郎「すっきーは美肌!」

メリー「びーはだ!びーはだ!」

福太郎「びーはだ!びーはだ!」

すっきー『///』
プルプルプルプル

クロ「おい、やめてやれ。すっげー真っ赤になって震えてるぞ」

福太郎「色白やから赤ぁなったらようわかる」

メリー「やっぱり美肌ね!」

クロ「やめてやれってーの……」

福太郎「さて、すっきーいじりも終えたし……寝よか」

すっきー『私をいじったのはなんなんだったんすか!』

福太郎「…………えと、オイノリ?」

すっきー『もーいいっす……』

クロ「祈るなら私に祈れよ」

福太郎「カプコンゲームの乗り物が必ず壊れるフラグが無くなりますように」

クロ「そりゃ無理だわ。カプコン製の乗り物は絶対に壊れる宿命だし」

福太郎「残念。ほな、お休み」

クロ「おやすみ」

すっきー『おやすみなさーい』

メリー「おやすみ~」



~~


ひゅー……ドスっ!

福太郎「んぐぁっ!?」

「んー……じゃま!」

ドカっ!
福太郎「なにっ?!」

ドスっ!
クロ「ぐぇっ!?な、なんだぁ!」

福太郎「いたたっ……べ、ベッドから蹴落とされた?!」

クロ「いいから私のうえから退けよ!おい、メリー電気つけろ電気!」

メリー「私につけられるわけ無いでしょ!」

福太郎「ちょ、まって……よし!」

ぱっ!

クロ「くそっ……なんなんだ。」

黒髪の女性「ぐぅぐぅ……」

福太郎「えー……俺のベッドが見知らぬ女性に占領されとる」

クロ「しかもなんだ……爆睡してんじゃねーか」

すっきー『誰っすか?』

福太郎「さぁ……とりあえず。寝なおそか」

クロ「お前はもっと慌てろよ……」
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