第肆夜『福太郎の不思議な日常』
ー夢見長屋近くの通りー
パチュリー「ちょ、ちょっと待って……」
福太郎「はい?」
クロ「あ?」
パチュリー「休憩、休憩しましょう」
クロ「はあ?まだ家からすぐそこだろ」
福太郎「ええと……約七百歩。」
パチュリー「こんなに歩いたのは……久々……はぁ」
福太郎「冗談とかやなくてホンマに疲労しとるなぁ」
クロ「見た目以上にもやしかよ」
パチュリー「アンタ……燃やす…わよ。けほけほ……ひゅぅ…」
福太郎「ん?あのー」
パチュリー「なに」
福太郎「もしかして喘息かなんかもってます?」
パチュリー「えぇ、良く分かったわね。」
福太郎「呼吸音がアレやったんで……んー、クロ。ちょっと運んだげて」
クロ「マジで運び係にされるとは……しかも帰路じゃなくて行路で……よいしょ」
パチュリー「むきゅ」
福太郎「どっか、日陰で座れそうな場所は……あっそや」
ー廃寺ー
クロ「おいおい……だからってここかよ」
福太郎「ここやったらまず人もこんし涼しいし。はい、どうぞ」
パチュリー「珈琲?」
福太郎「カフェインには気道を広げる効果があるんですよ。」
パチュリー「へぇ……初めて知ったわ。今度から咲夜には紅茶じゃなくて珈琲を用意してもらおうかしら」
クロ「しっかし、春だな。桜が咲いてるぞ」
福太郎「ほんまやねー。ここに絵描きに来てもええな」
パチュリー「そういえば趣味みたいね。画材が置いてあったし」
福太郎「んっ、ちょっとした趣味です」
パチュリー「ところでひとつ聞いていいかしら?」
福太郎「いくらでも」
パチュリー「後ろの廃寺に結界が施してあるけどなに?」
福太郎「んっ、わかるんですか」
パチュリー「魔女だからね」
福太郎「じつは中にキョンシーが居るんです」
パチュリー「キョンシー?なら、焼けばいいじゃない」
福太郎「んっ、やっぱりキョンシーは焼くんがええんや」
パチュリー「詳しい方じゃないけど死体は痛覚も脳みそも腐ってるから物理的にどうこうするより治らないように焼くのがセオリーでしょ」
クロ「涼しい顔して凄いこといってんな」
福太郎「そういえば……りんねセンセも熱いんは嫌っとったな……」
パチュリー「消し炭にするだけならしてあげましょうか?お礼というのも変だけど」
福太郎「いや、なんや、火葬にはしたあないらしいんよ。せやから出来るんならキョンシー化を解いたりとかのがええんやけど」
パチュリー「呪いの質にもよるけど解呪って難しいのよね。そもそも恨みによってキョンシー化させられたのなら時間が経てばたつほどひどくなるだろうし」
福太郎「んー、やっぱり」
パチュリー「……呪いは解けないかもしれないけど石化とかで動けなくすることはできるわよ」
福太郎「マジすか。」
パチュリー「五行と月と日を操れるのが私だからね。」
福太郎「一週間少女ぱねぇ」
パチュリー「一週間少女はやめなさいっ!」
パチュリー「ちょ、ちょっと待って……」
福太郎「はい?」
クロ「あ?」
パチュリー「休憩、休憩しましょう」
クロ「はあ?まだ家からすぐそこだろ」
福太郎「ええと……約七百歩。」
パチュリー「こんなに歩いたのは……久々……はぁ」
福太郎「冗談とかやなくてホンマに疲労しとるなぁ」
クロ「見た目以上にもやしかよ」
パチュリー「アンタ……燃やす…わよ。けほけほ……ひゅぅ…」
福太郎「ん?あのー」
パチュリー「なに」
福太郎「もしかして喘息かなんかもってます?」
パチュリー「えぇ、良く分かったわね。」
福太郎「呼吸音がアレやったんで……んー、クロ。ちょっと運んだげて」
クロ「マジで運び係にされるとは……しかも帰路じゃなくて行路で……よいしょ」
パチュリー「むきゅ」
福太郎「どっか、日陰で座れそうな場所は……あっそや」
ー廃寺ー
クロ「おいおい……だからってここかよ」
福太郎「ここやったらまず人もこんし涼しいし。はい、どうぞ」
パチュリー「珈琲?」
福太郎「カフェインには気道を広げる効果があるんですよ。」
パチュリー「へぇ……初めて知ったわ。今度から咲夜には紅茶じゃなくて珈琲を用意してもらおうかしら」
クロ「しっかし、春だな。桜が咲いてるぞ」
福太郎「ほんまやねー。ここに絵描きに来てもええな」
パチュリー「そういえば趣味みたいね。画材が置いてあったし」
福太郎「んっ、ちょっとした趣味です」
パチュリー「ところでひとつ聞いていいかしら?」
福太郎「いくらでも」
パチュリー「後ろの廃寺に結界が施してあるけどなに?」
福太郎「んっ、わかるんですか」
パチュリー「魔女だからね」
福太郎「じつは中にキョンシーが居るんです」
パチュリー「キョンシー?なら、焼けばいいじゃない」
福太郎「んっ、やっぱりキョンシーは焼くんがええんや」
パチュリー「詳しい方じゃないけど死体は痛覚も脳みそも腐ってるから物理的にどうこうするより治らないように焼くのがセオリーでしょ」
クロ「涼しい顔して凄いこといってんな」
福太郎「そういえば……りんねセンセも熱いんは嫌っとったな……」
パチュリー「消し炭にするだけならしてあげましょうか?お礼というのも変だけど」
福太郎「いや、なんや、火葬にはしたあないらしいんよ。せやから出来るんならキョンシー化を解いたりとかのがええんやけど」
パチュリー「呪いの質にもよるけど解呪って難しいのよね。そもそも恨みによってキョンシー化させられたのなら時間が経てばたつほどひどくなるだろうし」
福太郎「んー、やっぱり」
パチュリー「……呪いは解けないかもしれないけど石化とかで動けなくすることはできるわよ」
福太郎「マジすか。」
パチュリー「五行と月と日を操れるのが私だからね。」
福太郎「一週間少女ぱねぇ」
パチュリー「一週間少女はやめなさいっ!」