第肆夜『福太郎の不思議な日常』
ー福太郎の部屋ー
悠「まいど」
福太郎「んっ、いらっしゃーい」
悠「はい、これお土産ね。」
福太郎「おおきに。やけどなにこれ?」
悠「スイートポテト」
福太郎「スイートポテトって……ずいぶんと洒落とるね。」
悠「北海道物産展いってきたんだ」
福太郎「んー、なるほど。悠、好きやもんね物産展」
悠「遠くに行かずにご当地ものが手に入るのはめちゃめちゃ助かる」
福太郎「なるほどね。ほんなら、さっそくお茶淹れていただこか」
悠「いいともー」
クロ「その返事はおかしくないか?」
悠「まぁ、気にするな」
クロ「なんだ?」
悠「なにが?」
クロ「いつもなら、余計なこと言ったり腹立つ返しするのに普通じゃねーか」
悠「普段からおれをどんな風に見てるんだか……」
福太郎「クロはツンデレやから」
クロ「だれがツンデレだ」
悠「それはどっちかっていうとクロよりメリーたんじゃね?」
福太郎「んー……せやね。」
メリー「違うもん!」
福太郎「しっかし、丸々一本(一個?)のスイートって結構な迫力やな」
悠「ひとりで喰ったら一食分浮きそうだな」
クロ「ひとりで喰うかよ……。」
悠「そうかな。おれはたまにタルト一本喰いとかするけど」
クロ「糖尿になるぞ、それ。」
福太郎「子供の頃はハーゲンダッツのファミリーサイズをひとりで食べたいとか思うよな」
悠「あぁ、やったやった」
メリー「やったの?!」
悠「ファミリーサイズひとり喰い、バケツプリン、とく盛りフルーチェ、山盛り明太子」
クロ「最後だけなんで明太子」
悠「えっ、あのグラム売りしてる店みたいに山積みにして喰いたかったから」
福太郎「んー、分かるわ」
クロ「わかんのかよ?!」
福太郎「んっ、でも実行する勇気は無いな」
悠「しない方がいいぞ。そのご一カ月は喰いたくなくなるから。やっぱりああいうのはたまに適度な量を食べるのがいい」
福太郎「せやろねー。にしても……美味しいなぁ、これ」
悠「やっぱり本場のものは違うな。芋の味が濃厚だ」
クロ「私はもういいや……」
悠「半分しか食べてないじゃん」
クロ「ちょっと甘過ぎる」
メリー「こんなに美味しいのに……でも、私はお腹いっぱいになっちゃった」
福太郎「メリーちゃんの場合は体積的にちょっとしか食べられんしね。」
悠「んじゃ、残りはおれと福ちゃんで食べるか」
福太郎「せやね。俺、この味好きやわぁ」
メリー「けどね、ご主人様?」
福太郎「ん?」
メリー「お箸で食べるのってどうなの?」
福太郎「食べやすいし」
悠「おれも家で箸でケーキ喰ってたら同じこと言われたことあるよ」
クロ「フォークとかスプーン使えよ……。」
福太郎「箸が使いやすいやん」
悠「割り箸ならさらにそのまま捨てられる利点もある」
クロ「まぁいいけどよ……私は今は箸で喰ってたし」
悠「まいど」
福太郎「んっ、いらっしゃーい」
悠「はい、これお土産ね。」
福太郎「おおきに。やけどなにこれ?」
悠「スイートポテト」
福太郎「スイートポテトって……ずいぶんと洒落とるね。」
悠「北海道物産展いってきたんだ」
福太郎「んー、なるほど。悠、好きやもんね物産展」
悠「遠くに行かずにご当地ものが手に入るのはめちゃめちゃ助かる」
福太郎「なるほどね。ほんなら、さっそくお茶淹れていただこか」
悠「いいともー」
クロ「その返事はおかしくないか?」
悠「まぁ、気にするな」
クロ「なんだ?」
悠「なにが?」
クロ「いつもなら、余計なこと言ったり腹立つ返しするのに普通じゃねーか」
悠「普段からおれをどんな風に見てるんだか……」
福太郎「クロはツンデレやから」
クロ「だれがツンデレだ」
悠「それはどっちかっていうとクロよりメリーたんじゃね?」
福太郎「んー……せやね。」
メリー「違うもん!」
福太郎「しっかし、丸々一本(一個?)のスイートって結構な迫力やな」
悠「ひとりで喰ったら一食分浮きそうだな」
クロ「ひとりで喰うかよ……。」
悠「そうかな。おれはたまにタルト一本喰いとかするけど」
クロ「糖尿になるぞ、それ。」
福太郎「子供の頃はハーゲンダッツのファミリーサイズをひとりで食べたいとか思うよな」
悠「あぁ、やったやった」
メリー「やったの?!」
悠「ファミリーサイズひとり喰い、バケツプリン、とく盛りフルーチェ、山盛り明太子」
クロ「最後だけなんで明太子」
悠「えっ、あのグラム売りしてる店みたいに山積みにして喰いたかったから」
福太郎「んー、分かるわ」
クロ「わかんのかよ?!」
福太郎「んっ、でも実行する勇気は無いな」
悠「しない方がいいぞ。そのご一カ月は喰いたくなくなるから。やっぱりああいうのはたまに適度な量を食べるのがいい」
福太郎「せやろねー。にしても……美味しいなぁ、これ」
悠「やっぱり本場のものは違うな。芋の味が濃厚だ」
クロ「私はもういいや……」
悠「半分しか食べてないじゃん」
クロ「ちょっと甘過ぎる」
メリー「こんなに美味しいのに……でも、私はお腹いっぱいになっちゃった」
福太郎「メリーちゃんの場合は体積的にちょっとしか食べられんしね。」
悠「んじゃ、残りはおれと福ちゃんで食べるか」
福太郎「せやね。俺、この味好きやわぁ」
メリー「けどね、ご主人様?」
福太郎「ん?」
メリー「お箸で食べるのってどうなの?」
福太郎「食べやすいし」
悠「おれも家で箸でケーキ喰ってたら同じこと言われたことあるよ」
クロ「フォークとかスプーン使えよ……。」
福太郎「箸が使いやすいやん」
悠「割り箸ならさらにそのまま捨てられる利点もある」
クロ「まぁいいけどよ……私は今は箸で喰ってたし」