第肆夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「ひどい雪やったなぁ」

メリー「わー、お外びしょびしょ~」

りんね「ま、メリーちゃんだら」

メリー「なに?」

りんね「びしょびしょなんて……えっち、ね♪」

メリー「なんでよ!!」

福太郎「せんせあんまり、メリーちゃんにセクハラせんといてや、俺がするんやから」

メリー「ご主人様!」

すっきー『福さんはときどきタガが外れたようにセクハラしてくるっスからね……』

福太郎「すっきーが60、メリーちゃんが30、クロが10かな」

すっきー『なんで私がメインターゲット何すか!!』

クロ「しっかし、これはこれで出かけれたもんじゃないな」

りんね「こういう日は家で大人しくしているのに限るのよね。滑って転んだりしたら服とか汚れちゃうし」

福太郎「センセの場合はそれ以上に凄惨なことになるんですけどね」

りんね「え、なんで?」

福太郎「……」

クロ「昨日コールドスリープしかけてたやつのセリフとは思えないな」

りんね「Coldsleep」
がちゅっ

クロ「うるせぇよ。」

福太郎「やっぱりネィティブな発音はちゃうなぁ」

りんね「うふふ」

メリー「だけど、今変な音しなかった?」

福太郎「そういえばしたような……」

りんね「ふふふ」
だらーっ

クロ「おい、笑ってるけどあの女口の端から鮮血垂れてっぞ」

福太郎「もしかして、舌咬んだん?」

りんね「こくこく……」

クロ「ったく、ほら。洗面器とって来たぞ」

りんね「だぁっーー……」
びちゃびちゃポトッ

福太郎「わー……人タン……」

クロ「マジの人タンだな」

りんね「……」
かきかき

福太郎「ん?」

すっきー『なんか書いてるっすね』

【口の中にいれたら、超ディープキスね♪】

クロ「ねーよ!」

りんね「!!」

福太郎「いや、そんな驚いた顔されても……とりあえず肉が食べれんようになるんで早々にくっつけてくれまへん?」

りんね「……ぱくっ」

すっきー『切断した舌を口に放り込むって絵もなかなかグロいっすね』

クロ「赤身の刺身も喰いたくなくなったな……」

りんね「ふー、失敗失敗」

メリー「普通は失敗じゃ済まない大事なの……」

福太郎「……すっきー」

すっきー『はい?』

福太郎「『切断「した」「舌」』っていうはちょっと笑われへんわ」

すっきー『言った本人も気がつかなかったような事を時間差でつっこまないでくださいっす!』
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