第肆夜『福太郎の不思議な日常』
ー福太郎の部屋ー
福太郎「んで、節分終わったんやけど」
萃香「うー、寒い寒い。こんな日は熱燗だよねぇー。」
クロ「おい、コイツ話し聞いてないぞ」
福太郎「最近はみな二泊三日していくよな」
萃香「避暑地代わりってやつさ」
福太郎「今は純粋に冬やけど」
萃香「バカだねぇ。節分越えたら春だよ」
クロ「鬼の癖に詳しいな」
萃香「鬼だからそういうことには敏感なんだよ」
福太郎「というと?」
萃香「冬は雪見酒、春は花見」
メリー「つまりはお酒呑む口実?」
萃香「そうだ!」
福太郎「ここまでハッキリと言い切られたら何か気持ちええね」
メリー「ご主人様、それは変」
萃香「それで熱燗は……」
クロ「自分でしろ!」
萃香「自分でしたら呑んでいいところがいいね」
福太郎「向こうやったらアカンの?」
萃香「駄目なことは無いけど……お酒ばっかり飲んでると霊夢がうるさいんだよ」
福太郎「普通のことやと思うで」
萃香「鬼はそういうもんなんだよ」
クロ「あながち間違ってない気がするな」
福太郎「鬼の常識と人間の常識の違いやね」
萃香「そんなに変わりないと思うけどねぇ」
福太郎「せやったら昼間っから呑んだくれるんはどうなんでしゃろ」
萃香「それはほら、寒いし雪降ってるし」
メリー「関係あるの?」
萃香「雪見酒ってやつさ!」
福太郎「会話がループしとるね」
萃香「にゃはははっ!」
クロ「笑いごっちゃねーだろ…」
福太郎「んー……」
メリー「ご主人様どうしたの?」
福太郎「んっ、いや、雪が積もってきとるなぁって」
クロ「マジかよ……」
萃香「外に出て駆けだしたいだろ」
クロ「犬じゃねーよ!」
福太郎「まぁでも、今回ばっかりは雪見酒もええんとちゃう?」
クロ「マジかよ」
福太郎「俺もたまにはゆっくりと呑みたいし」
萃香「でしょー!」
クロ「萃香がいる時点で「ゆっくり」は呑めないだろ」
萃香「そんなことないし!ゆっくり飲めるし!」
クロ「……」
萃香「にゃはは!」
クロ「ダメだ。さげすんだ目でみても通用しない」
福太郎「ほんならちょっと鍋の材料でも買ってくるわ」
萃香「あたしも行こうか?」
福太郎「ありがたいけど紫さん居らんけん角隠せんやろ。クロ、萃香みといてや」
クロ「見るだけだぞ」
メリー「ご主人様、あたしついていっていい?雪見たいの」
福太郎「ええよ」
萃香「人形なら見つかってもちょっと頭おかしい奴としか思われないから良いな」
福太郎「いや、それはそれで全然よーないよ」
福太郎「んで、節分終わったんやけど」
萃香「うー、寒い寒い。こんな日は熱燗だよねぇー。」
クロ「おい、コイツ話し聞いてないぞ」
福太郎「最近はみな二泊三日していくよな」
萃香「避暑地代わりってやつさ」
福太郎「今は純粋に冬やけど」
萃香「バカだねぇ。節分越えたら春だよ」
クロ「鬼の癖に詳しいな」
萃香「鬼だからそういうことには敏感なんだよ」
福太郎「というと?」
萃香「冬は雪見酒、春は花見」
メリー「つまりはお酒呑む口実?」
萃香「そうだ!」
福太郎「ここまでハッキリと言い切られたら何か気持ちええね」
メリー「ご主人様、それは変」
萃香「それで熱燗は……」
クロ「自分でしろ!」
萃香「自分でしたら呑んでいいところがいいね」
福太郎「向こうやったらアカンの?」
萃香「駄目なことは無いけど……お酒ばっかり飲んでると霊夢がうるさいんだよ」
福太郎「普通のことやと思うで」
萃香「鬼はそういうもんなんだよ」
クロ「あながち間違ってない気がするな」
福太郎「鬼の常識と人間の常識の違いやね」
萃香「そんなに変わりないと思うけどねぇ」
福太郎「せやったら昼間っから呑んだくれるんはどうなんでしゃろ」
萃香「それはほら、寒いし雪降ってるし」
メリー「関係あるの?」
萃香「雪見酒ってやつさ!」
福太郎「会話がループしとるね」
萃香「にゃはははっ!」
クロ「笑いごっちゃねーだろ…」
福太郎「んー……」
メリー「ご主人様どうしたの?」
福太郎「んっ、いや、雪が積もってきとるなぁって」
クロ「マジかよ……」
萃香「外に出て駆けだしたいだろ」
クロ「犬じゃねーよ!」
福太郎「まぁでも、今回ばっかりは雪見酒もええんとちゃう?」
クロ「マジかよ」
福太郎「俺もたまにはゆっくりと呑みたいし」
萃香「でしょー!」
クロ「萃香がいる時点で「ゆっくり」は呑めないだろ」
萃香「そんなことないし!ゆっくり飲めるし!」
クロ「……」
萃香「にゃはは!」
クロ「ダメだ。さげすんだ目でみても通用しない」
福太郎「ほんならちょっと鍋の材料でも買ってくるわ」
萃香「あたしも行こうか?」
福太郎「ありがたいけど紫さん居らんけん角隠せんやろ。クロ、萃香みといてや」
クロ「見るだけだぞ」
メリー「ご主人様、あたしついていっていい?雪見たいの」
福太郎「ええよ」
萃香「人形なら見つかってもちょっと頭おかしい奴としか思われないから良いな」
福太郎「いや、それはそれで全然よーないよ」