ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「今年も色々とあったなぁ」

クロ「まったくだ」

悠「福ちゃんの場合は本当に色々なんだろうな」

福太郎「ん?」

悠「いや、これだけ家族が増えてるわけだし」

福太郎「せやねー。すっきーをはじめメリーちゃんにクロ。他にも沢山の人らと知りおうたし」

悠「おれは?」

クロ「疫病神」

メリー「変な人」

すっきー『……』

福太郎「すっきーに至っては口に出すんも憚るほどに引いとるよ」

悠「おのれすっきー!!」

すっきー『なんでそんな歪曲して伝えるんスか!余計なこと言わないように黙ってたのに!!』

福太郎「んー、つい?」

すっきー『つい?じゃねーっすよ!』

悠「こうなったら後ろおっぱいいじくり倒してやる」

すっきー『やっぱりド変態っす!』

福太郎「後ろおっぱいって何?」

悠「肩甲骨」

クロ「わざわざなんでそんな言い回しを……」

悠「後ろおっぱい」

クロ「わざわざ言い直さなくていい!」

福太郎「なるほど、それええな」

メリー「ご主人様、変なこと覚えないでよ……」

悠「そんなことよりすっきーどの辺だ?」

福太郎「隙間に逃げ帰ったで」

悠「……」
ビビビ、ツーーー……

クロ「ガムテープで隙間塞ぎ出したぞ」

福太郎「幽霊にそんなん効果あるんかいな」

悠「いや、このガムテープにお経かいてやる」

すっきー『やめてくださいっす!』

メリー「あっ、出てきた。」

福太郎「やめてやって」

悠「しゃーないな。いやらしい落書きで勘弁してやる」

福太郎「なんの効果もないし、どちらかと言えばこっちが不快になりそうやな」

クロ「いや、止めろよ」

福太郎「んー、悠ストップ」

悠「おっけーね」

すっきー『はぁ……』

悠「さて、おれはそろそろ帰るわ」

福太郎「ん、もう?」

悠「年末だしな。まぁ、またすぐ会うだろうけど良いお年を」

福太郎「んっ、悠もええ年を……っていうても、今が結構ボロボロやね」

悠「逆にこれ以上は落ちることはないから安心だ」

福太郎「なるほど」

クロ「その考え方もどうなんだか…まぁ、気つけてな」

悠「あら、クロがデレた」

クロ「やっぱり階段から転がり落ちろ」

悠「ひでぇな。」

メリー「バラバラになったらご主人様が集めてくれるよ」

悠「おれはバラバラになったら死んぢゃうから!!」

福太郎「あははは」

悠「笑いごっちゃねーべ……」