第肆夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠(女)「さ、寒い」

りんね「今日から年明けまでは最低気温ひとけたらしいわよ」

悠(女)「あ、そっかあーし死ぬんだ」

恋「大げさな」

悠(女)「おおげさじゃねぇ!寒気舐めんな!」

クロ「っていうか、コタツ占領してんじゃねぇ!」

グィッ!
悠(女)「やめてー!引っ張り出さないでー!」

クロ「うるせぇ!てめーが詰まってると他の人らが入れねーだろ!」

りんね「物言いは乱暴だけどクロちゃんは優しいわね。」

悠(女)「あーしには優しくない!」

クロ「やかましい!」

福太郎「みんな元気やねぇ。」

りんね「福太郎さんは寒くないの?」

福太郎「まぁまぁ寒いですけど膝にミツバが乗っ取るしそこそこは温いですよ」

ミツバ『すゃすゃ』

悠(女)「気持ちは分かる。あーしも腹にマリオ様を乗せてると全身から汗が出るし」

クロ「なんでだよ」

恋「横になって腹に乗せとるのではなく、ブリッジ状態で腹に乗せとるんじゃ。なにか分からん」

悠(女)「あーしだって普通に膝に乗せたいけどなぜかブリッジしてる最中にしか乗って来ないんだよ」

りんね「ブリッジしてるってどんな自慰?」

悠(女)「あーしはそんなふざけた真似はしねぇ!」

メリー「下品な話しはやめてちょうだい」

恋「まったくじゃ」

りんね「あらぁ、私はそういう話し好きよ。」

クロ「アンタは頭腐ってておかしいからだろ」

福太郎「こら、腐ってはないやろ。」

悠(女)「おかしいって部分は否定しない福ちゃんが好き」

りんね「やっぱり可愛い男子生徒を見てるとむらむらしちゃうじゃない」

クロ「こっちに同意を求めるな」

りんね「っで、このままだと生徒に手を出しちゃいそうになるからいろいろと頼りになる仲間を呼ぶのよ。後ろに強いアレとか中に強いアレとか無機質なのに射精するアレとかオブジェみたいなのとかクリーチャーみたいなのとか」

クロ「なんの話ししてるんだコイツ?」

悠(女)「バイブの話しだろ。」

福太郎「んー……穴足りんのちゃう普通に」

メリー「ご主人様も普通になにいってるの!」

福太郎「いや、素朴な疑問」

りんね「うふ、いろいろ、開くから」

悠(女)「いっきにホラーになったな」

福太郎「りんねセンセの下ネタトークは結果的にスプラッタになるもんなぁー」

クロ「色々と引くわ」

恋「こういう話しを聞くと悠がまともかもしれないと勘違いしそうになるのが怖い」

悠(女)「あいつはおすしいよ。あーしはまともだけど」

クロ「お前もまともじゃねーよ」

悠(女)「処女だぞ!」

クロ「だからなんだよっ!」

メリー「なんでこんな話しになったの」

福太郎「寒いからかなぁ」

悠(女)「ひと肌恋しいの」

クロ「片割れでも抱いてろ」
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