ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「んー……今日も冷えるなぁ」

紫「ほんとねー」

霊夢「まったくだわー」

福太郎「……」

紫「何かいいたそうね」

福太郎「いや、紫さんはともかく、霊夢ちゃんは服装変えたらええんちゃう?脇丸だしやし」

霊夢「これが巫女服なのよ」

紫「やらしいわよね゛っ?!」
ゴスッ!

霊夢「紫うっさい」

福太郎「ええ感じに肘がはいったな」

紫「もう、何するのよ!」

霊夢「はー、寒い寒い」

福太郎「脇にカイロでもはさんどります?」

霊夢「……なんで脇に拘るのよ。っていうか、低温やけどしちゃうでしょ」

クロ「問題はそこかよ」

福太郎「ほなまぁ……なんか羽織っとく?」

紫「福太郎ちゃんたら霊夢にあまい～。ゆかりんも甘やかして～」

クロ「うぇ……」

メリー「ぐすっぐすっ」

福太郎「メリーちゃんが怯えとるんでやめてください」

紫「なんでよ!!」

霊夢「気持ち悪いからでしょ」

紫「気持ち悪くない!むしろ、気持ちいいわよ!」

福太郎「いや、気持ちええはちゃうんとちゃうかな」

霊夢「それよりごはんまだ?」

クロ「お前は本当に食ってばっかりだな」

霊夢「お客はもてなされるものでしょ」

クロ「押しかけてきたヤツを客とは言わない」

紫「ホントよねぇ」

クロ「お前も同じだよ!」

福太郎「せやなぁー。」

クロ「もっとハッキリ言ってやれ」

福太郎「んー、ほな……マンションの周りの落ち葉でも掃いて掃除してもらおかな」

霊夢「そのくらいならやるわよ。紫が」

紫「なんで私なのよ!」

霊夢「隙間パワーでどうにかしなさい」

紫「私の能力をなんだと思ってるのよ!」

霊夢「チート」

福太郎「ほな、間を取って二人でしたらええんとちゃう」

クロ「間とるんじゃなくて普通に二人でしろよ」

霊夢「だったらアンタがやりなさいよ!」

クロ「私は毎日毎日畑仕事してるんだよ!!」

福太郎「はいはい、喧嘩しとらんと、掃除してくれるん?してくれんの?」

霊夢「めんどくさい」

クロ「こいつ……」

福太郎「ほな、俺は掃除してくるけん。好きにしとって」

クロ「いやいや、なにもかも間違ってる!」

福太郎「掃除はせなアカンのやし。ほら、クロも来てや」

クロ「結局私も手伝うのかよ……」

紫「そういうことなら私も手伝ってあげるわ」

霊夢「いってらー」

クロ「この駄目巫女……」

福太郎「まぁ、頑張ったひとらで焼き芋でも焼こや」

霊夢「しかたないわね。とっとと終わらすわよ」

クロ「こいつ……本当にこれでいいのか」

紫「これが霊夢なのよ。ふふっ」

クロ「いや、笑いごっちゃないから」