ｰ福太郎の部屋ｰ

悠「雨と風とまでは全然許せるが、それに加えて超冷気はまってく許せない件」

福太郎「確かに今日はよー冷えとるもんなぁ」

悠「こんな日は炬燵に巣食うのが一番だ」

クロ「占領するな、占領」

悠「だめだぁ、炬燵に食われるぅ～あぁ～……」

恋「アホじゃ」

悠「……」

恋「痛っ?!」

福太郎「蹴られた?」

クロ「殴った?」

悠「いや、つねってやった」

恋「このっ!」

ゲシゲシ!
悠「知ってるかお前の細足でけられた程度じゃおれにダメージを与えられない……っとか思っている以上に痛いんだぞ」

福太郎「多分やけど、悠を蹴り飛ばすうちに蹴りの精度と威力があがっとるんちゃう?」

悠「この掃除婦、主をなんだと思ってるんだ」

恋「主なら主らしい行いをせんか!」

悠「主らしい行い……セクハラか」

恋「なんでじゃ!」

悠「主って言ったら……セクハラだよな?」

福太郎「成人指定とうすい本でなら」

悠「ほら」

恋「ドン引きじゃ」

悠「安心しろ、お前は対象外だ」

クロ「ぷっ」

恋「なんでじゃ!っていうか、笑いおったな犬!」

クロ「噛み殺すぞ」

福太郎「喧嘩しーなや。」

悠「まったくだ」

クロ「火種はお前だろ!」

悠「燃える程ヒート!!」

クロ「うるせぇよ!」

悠「ぼそぼそ(燃える程ヒート)」

クロ「声の音量的な意味じゃねーし!」

福太郎「毎回そのやりとりしとらん?」

悠「壁から釘ですのネタより使いやすいんだよ」

恋「芸人か」

悠「うん」

恋「嘘つけ!」

悠「イエス･アイアム!」

福太郎「認めとるね」

クロ「本気でウザいな」

悠「口を開けばウザいだのなんだの。お前は女学生か。100単語ぐらいしか脳につまってねーんだろ」

福太郎「手厳しいなぁ。悠は女学生好きそうやのに」

悠「好きだけど審査は厳しいんだよ。池袋で投網投げたら腐るほど掛りそうなのはノーサンキュー」

クロ「お前だって相手側から見たら変態のカテゴリーだからな」

悠「おれは自分の悪口も受け入れる代わりに他人の悪口をいうからいいんだよ」

福太郎「んー、なるほど」

恋「理解したのか?」

福太郎「んーん、全然」