第参夜『福太郎の不思議な日常』
ー福太郎の部屋ー
あのあと連絡を取り合いながら探して再集合を果たしたが結局見つかりはしなかった。
福太郎「んー……弱ったなあ。あっ、みなさん、お茶どうぞ。冷えた身体あっためてください」
既に外が薄ぼんやりと明るくなっている。
りんね「助かるわぁ。足冷えちゃって冷えちゃって」
雪女「生足何ぞ出してるからだ。ズズッ」
由乃「あ、熱いの大丈夫なんですか?」
雪女「ふん、この程度猫のキンタマほどの熱さでしかないわ」
福太郎「どんな例えっすか……」
クロ「うるせぇな……って、なんだこの騒ぎ」
福太郎「んっ、クロおはよう」
クロ「おはようじゃねーよ。まだ五時前じゃねーか。何してるんだ」
福太郎「んー、ちょっと色々あってな」
雪女「犬……あ、そうだこの犬に匂いで探させるのはどう?」
クロ「おい、いきなり犬扱いかそこの女」
雪女「生意気な犬っころだな。首輪締め上げてやろうかい?」
クロ「がるるっ!」
りんね「はいはい、二人とも喧嘩はやめましょうね、あっ!」
ゴッグシャ!
福太郎「えぇ……なんもないところでこけてベッドの角でヘッドクラッシュって」
りんね「ほほほっ、平気よ平気」
かくかく……
クロ「頭割れてるし首がひん曲がってるぞ」
由乃「見ない。見ない。何も聞こえない。聞こえない。」
福太郎「グロアウト?」
由乃「スプラッタは苦手です……。」
りんね「ええーと、ティッシュは……」
福太郎「タオル持って来るんで動かんといてください。部屋ん中が血まみれるんは勘弁してつかーさい……」
雪女「まったく、もろすぎるんだよ」
りんね「ちょっと身体が冷えてうまく動かなかったのよぉ」
福太郎「死後硬直?」
りんね「やーねー死んでないわよぉ。ふふふ」
福太郎「……」
クロ「いや、死んで生き返った系だろ」
白菊【あのー……】
福太郎「んっ?あっ、居ったんですね。姿が見えへんし居らんのかとおもっとった」
白菊【もとから姿はないですよ】
雪女「だったらなんか喋ってろよ。本当に空気になるぞ」
白菊【ごめんなさい。ごめんなさい。】
福太郎「まぁまぁ」
クロ「いったい全体なんなんだ……」
由乃「実はですね……。」
~説明中~
クロ「ガキが迷子か」
雪女「そうだ。だから匂いで探せ犬」
クロ「犬じゃなく大神だ!」
福太郎「白菊さんは神狐やけどどっちがえらいん?」
クロ「……それはいいじゃねーか」
福太郎「んっ」
クロ「ただ私の出番は出番そうだな」
雪女「なんだ。結局匂いで探すんじゃない」
クロ「ちげーよ!」
あのあと連絡を取り合いながら探して再集合を果たしたが結局見つかりはしなかった。
福太郎「んー……弱ったなあ。あっ、みなさん、お茶どうぞ。冷えた身体あっためてください」
既に外が薄ぼんやりと明るくなっている。
りんね「助かるわぁ。足冷えちゃって冷えちゃって」
雪女「生足何ぞ出してるからだ。ズズッ」
由乃「あ、熱いの大丈夫なんですか?」
雪女「ふん、この程度猫のキンタマほどの熱さでしかないわ」
福太郎「どんな例えっすか……」
クロ「うるせぇな……って、なんだこの騒ぎ」
福太郎「んっ、クロおはよう」
クロ「おはようじゃねーよ。まだ五時前じゃねーか。何してるんだ」
福太郎「んー、ちょっと色々あってな」
雪女「犬……あ、そうだこの犬に匂いで探させるのはどう?」
クロ「おい、いきなり犬扱いかそこの女」
雪女「生意気な犬っころだな。首輪締め上げてやろうかい?」
クロ「がるるっ!」
りんね「はいはい、二人とも喧嘩はやめましょうね、あっ!」
ゴッグシャ!
福太郎「えぇ……なんもないところでこけてベッドの角でヘッドクラッシュって」
りんね「ほほほっ、平気よ平気」
かくかく……
クロ「頭割れてるし首がひん曲がってるぞ」
由乃「見ない。見ない。何も聞こえない。聞こえない。」
福太郎「グロアウト?」
由乃「スプラッタは苦手です……。」
りんね「ええーと、ティッシュは……」
福太郎「タオル持って来るんで動かんといてください。部屋ん中が血まみれるんは勘弁してつかーさい……」
雪女「まったく、もろすぎるんだよ」
りんね「ちょっと身体が冷えてうまく動かなかったのよぉ」
福太郎「死後硬直?」
りんね「やーねー死んでないわよぉ。ふふふ」
福太郎「……」
クロ「いや、死んで生き返った系だろ」
白菊【あのー……】
福太郎「んっ?あっ、居ったんですね。姿が見えへんし居らんのかとおもっとった」
白菊【もとから姿はないですよ】
雪女「だったらなんか喋ってろよ。本当に空気になるぞ」
白菊【ごめんなさい。ごめんなさい。】
福太郎「まぁまぁ」
クロ「いったい全体なんなんだ……」
由乃「実はですね……。」
~説明中~
クロ「ガキが迷子か」
雪女「そうだ。だから匂いで探せ犬」
クロ「犬じゃなく大神だ!」
福太郎「白菊さんは神狐やけどどっちがえらいん?」
クロ「……それはいいじゃねーか」
福太郎「んっ」
クロ「ただ私の出番は出番そうだな」
雪女「なんだ。結局匂いで探すんじゃない」
クロ「ちげーよ!」