第参夜『福太郎の不思議な日常』
ー池袋界隈ー
福太郎「……紫さん?」
紫「まっ……どうしてわかったの?」
福太郎「なんとなぁーく気配がして」
紫「ついに貴方もシックスセンス(第六感)が目覚めてきたのね」
福太郎「ホンマですの?」
紫「もちろん適当よ」
福太郎「でしょーね」
紫「この前は守矢の巫女がお世話になったそうね」
福太郎「いや、別に大したことは」
紫「はいこれ」
パサッと落とされた白い封筒を条件反射的に受け止めていた。
福太郎「なんですのん?」
紫「開けて確かめてみたら?」
福太郎「……開けたら爆発とかしません?」
紫「貴方、私のことをなんだと思ってるの」
福太郎「ははっ……ん?お金?」
しかも綺麗なピン札。
紫「この前の出費よ」
福太郎「なんで紫さんが?」
紫「細かいことはいいじゃない」
福太郎「お金んことは細かあにしとかんとあきませんやろ」
紫「じやあ、受け取らない?」
福太郎「このままやと気持ち悪うて受け取れません」
紫「もう、変なところで強情ね。これは早苗からよ」
福太郎「東風谷さんから?」
紫「ええ、代金を返しといてくれと頼まれたのよ。ピン札な理由はこっちで使えるお金に変えておいたからよ」
福太郎「わざわざ返さんでもええのに……」
紫「それで、受け取る気になったかしら?」
福太郎「ええ、まぁ一応。っていうか、そういうことなら初めっから説明してくれたらええですやん」
紫「めんどくさかったのよ」
福太郎「めんどくさいて……」
紫「私にお礼は?」
福太郎「んっ、おおきにです。っていうか、出て来てくれまへん?」
紫「あら、私の姿がみたいの?」
福太郎「一人ごというとるみたいで怪しまれるんです」
紫「携帯でもみみに当ててたらいいのに……よいしょ」
パッ!
福太郎「ども」
紫「はい、こんにちは。いい天気ね」
福太郎「台風がうろうろしとるんやけどね」
紫「へぇ、そうなの」
福太郎「というか……でてきてもろたんはええんですけど」
紫「なに?」
福太郎「その格好はけっこう浮いとるんですけど」
紫「こういう恰好だって多いでしょ?」
福太郎「まぁ、場所によったら多いかも知れんですけど……」
紫「はいはい、分かったわよ」
パッ!
福太郎「一瞬で服もかえれるんや……なんでもありやなぁ」
紫「ふふふっ。」
福太郎「えーと、私服(?)にもなったってことは……どっか連れてけと?」
紫「理解が早くて助かるわ。貴方は空気が読めるのね」
福太郎「まぁ、常人ぐらいには読めるつもりですよ」
福太郎「……紫さん?」
紫「まっ……どうしてわかったの?」
福太郎「なんとなぁーく気配がして」
紫「ついに貴方もシックスセンス(第六感)が目覚めてきたのね」
福太郎「ホンマですの?」
紫「もちろん適当よ」
福太郎「でしょーね」
紫「この前は守矢の巫女がお世話になったそうね」
福太郎「いや、別に大したことは」
紫「はいこれ」
パサッと落とされた白い封筒を条件反射的に受け止めていた。
福太郎「なんですのん?」
紫「開けて確かめてみたら?」
福太郎「……開けたら爆発とかしません?」
紫「貴方、私のことをなんだと思ってるの」
福太郎「ははっ……ん?お金?」
しかも綺麗なピン札。
紫「この前の出費よ」
福太郎「なんで紫さんが?」
紫「細かいことはいいじゃない」
福太郎「お金んことは細かあにしとかんとあきませんやろ」
紫「じやあ、受け取らない?」
福太郎「このままやと気持ち悪うて受け取れません」
紫「もう、変なところで強情ね。これは早苗からよ」
福太郎「東風谷さんから?」
紫「ええ、代金を返しといてくれと頼まれたのよ。ピン札な理由はこっちで使えるお金に変えておいたからよ」
福太郎「わざわざ返さんでもええのに……」
紫「それで、受け取る気になったかしら?」
福太郎「ええ、まぁ一応。っていうか、そういうことなら初めっから説明してくれたらええですやん」
紫「めんどくさかったのよ」
福太郎「めんどくさいて……」
紫「私にお礼は?」
福太郎「んっ、おおきにです。っていうか、出て来てくれまへん?」
紫「あら、私の姿がみたいの?」
福太郎「一人ごというとるみたいで怪しまれるんです」
紫「携帯でもみみに当ててたらいいのに……よいしょ」
パッ!
福太郎「ども」
紫「はい、こんにちは。いい天気ね」
福太郎「台風がうろうろしとるんやけどね」
紫「へぇ、そうなの」
福太郎「というか……でてきてもろたんはええんですけど」
紫「なに?」
福太郎「その格好はけっこう浮いとるんですけど」
紫「こういう恰好だって多いでしょ?」
福太郎「まぁ、場所によったら多いかも知れんですけど……」
紫「はいはい、分かったわよ」
パッ!
福太郎「一瞬で服もかえれるんや……なんでもありやなぁ」
紫「ふふふっ。」
福太郎「えーと、私服(?)にもなったってことは……どっか連れてけと?」
紫「理解が早くて助かるわ。貴方は空気が読めるのね」
福太郎「まぁ、常人ぐらいには読めるつもりですよ」