第参夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「ただいま」

悠「お帰り」

福太郎「んっ、悠来てたんや」

悠「来てた……っか、相変わらずの低反応だな」

福太郎「そんな無茶苦茶驚くようなことちゃうし」

すっきー『他人が上がり込んで来てるって結構驚くような事なきがするんすけど…』

福太郎「いやー、俺の部屋って基本不法侵入者多数な場所やん」

クロ「十分でいってて悲しくないか?」

福太郎「まぁ、ある程度のプライバシーが守られとるんならええかなって」

悠「福ちゃんは寛大だなー」

福太郎「せやろか」

悠「そうだよ」

福太郎「んで、今日は何しにきたん?」

悠「無双オロチアルティメットかったからやろーぜ」

福太郎「んっ、ええけどモンハンは?」

悠「夜中にぶっ通しでやるから平気」

福太郎「……自分、いつ寝とるん?」

悠「昼間……かな」

クロ「ヒトとして軸がぶれてんぞ」

悠「ふんっ」

クロ「なんで勝ち誇ってるのかしらねぇけどムカつくから殴るぞ」

ブンッ!すかっ…

悠「ほほ、ほぅっ!」

クロ「このっ!」

ブンッ!すかっ…

悠「糸の防御に力は要らない」

福太郎「リアルジョジョ立ちで避ける人を初めて見た」

クロ「む、ムカつく……!!」

悠「生命磁器のオーバードライヴ!!」

クロ「やかましい!避けるな!」

ブンッ!ブンッ!
ひょい…ひょい…

福太郎「元気やなー」

メリー「この動画を投稿サイトにアップしたらどうかしら」

福太郎「おもしろそうやな」

悠「やめてー、顔は撮らないでー!!私生活の切り売りはごめんなんだからねー」

クロ「うぜぇ……マジウゼェ」

悠「そんなにか?」

福太郎「まぁ、そこそこかな」

悠「あ、そこそこはウザいんだ」

福太郎「ゼロっていいきったら……頭おかしいやろ?」

悠「福ちゃんはときどき超絶零度な言葉の一撃を撃ちこんでくるよな」

福太郎「せやろか?」

クロ「まぁ、いいんじゃね。相手が悠なら」

悠「本人の自覚がないってのが一番怖いよなぁ?」

メリー「知らないけど」

悠「ただ自覚あって肘鉄とか落としてくる奴も怖いけどな。デコピンで額裂かれたり」

福太郎「どんな超人?」

悠「龍の子供かな」

福太郎「そら、怖いな」

悠「でも、最近はなにが怖くて何が怖くないじゃなく、何もかも肉体的に痛いと痛感し始めてきた」

福太郎「……そっか。」

悠「まぁ、そんなことはいいからゲームしょーずぇ。夏候惇と蔡文姫ちゃんはおれのな」

福太郎「九尾って最初からは使えんよな」

悠「オロチは使えるぞ」

福太郎「それはそれでどうなん?」

悠「まぁ、おれは惇ちゃんさえ使えればそれでいいし」

福太郎「依怙贔屓やね」

悠「百四十超えるキャラが居るんだひとりくらい依怙贔屓しといても罰はあたらない」
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