第弐夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「福ちゃんて鼻パックとかしたことある?」

福太郎「パック?いいや、ないよ。パックどころか洗顔も石鹸とか使いよるけど」

悠「そっか……」

福太郎「パックしたいん?」

悠「動画とか2ちゃんで鼻の角栓とるのとかあるじゃん。ああいうのみるとちょっと興味出る」

福太郎「んっー、あるなぁ」

悠「あんなごっそり取れたら気持ちいいだろうなぁって」

福太郎「せやったら俺は足の裏の皮がべろーってめくれるやつやってみたいな」

悠「あー、あるあるある!ゴムの膜はがすみたいにべろーっなってるやつな」

福太郎「そそ」

クロ「やったらいいじゃん」

悠「いやー……そもそもああいうのって何処で売ってんだ?ダイキとか?」

クロ「なんでホームセンター……いや、あるところにはあるかもしれないど」

福太郎「んっ、俺汗取り紙とかが何処で売いよるかも知らん」

クロ「どっちもレディ薬局とかにあるだろ。ドンキホーテとかも……」

悠「マジすか?!」

福太郎「へー、そなんや……なにわく?」

クロ「何枠って……普通に美容とか化粧品、もしくはスキンケアのコーナーにあるだろ」

福太郎「ほー」

悠「へー」

クロ「……感心されてもなぁ」

悠「いやー、レディ薬局は大好きだけど初耳だわ」

福太郎「レディ好きなんや」

悠「ヘパリーゼとかよく買う」

メリー「へぱりーぜってなに?ゼリーか何か?」

福太郎「痛んだ肝臓を補修するのが主目的のドリンク剤」

悠「気休めだと思うけどよく飲んでる」

クロ「胃が悪くなるまで呑まずに酒減らせよ。」

悠「お酒でも飲まないとやってられないのよ」

クロ「うるせぇよ」

福太郎「んっ、せや、鬼のお酒のんだ?」

悠「あー、呑んだ呑んだ。ありがとう、美味かったよ。喉が焼けて次の日酷い声と痛みだったけど」

クロ「ダメだろそれ」

福太郎「んー……あげとってなんやけど、よう飲めたね」

悠「もしあとコップ一杯分多かったら悪酔いしてたかもしれない」

福太郎「ぎりぎり……いうこっちゃね」

悠「うむ。でも、鬼の酒ってマジ?」

福太郎「んっ、萃香いうみため幼女のお酒」

悠「鬼幼女の聖水……だと?」

福太郎「んっ、そういうマニアックなんもイケる口なん?」

悠「……どうだろう。試したこと無いからわからないけど、大丈夫な気もする。おれ翠のおもらしネタは無印から好きだし、あの眉も」

福太郎「んっ、話しが見えんなぁ」

悠「まぁ、冗談は置いといて、鬼の幼女か……こんど写メっといて」

福太郎「んっ、本人が許可したらな」

悠「あとついでにお礼もいっといて」

クロ「お礼は注いでかよ」

悠「っか、会わせてくれてもいいよ」

福太郎「そうしたいんは山々やけどいつくるか分からんねん」

悠「そっか……ちなみに彼氏の有無はわかるか?」

福太郎「んー……なに考えとる?」

悠「いや、一応聞いとくのは礼儀かなと」

クロ「なんの礼儀だよ」

悠「あとまえから聞きたかったんだがクロは処女か?」

クロ「本気でぶん殴るぞお前」
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