第弐夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

悠「福ちゃん……PS3買ったのか……」

福太郎「ん、買ってしもた」

悠「ときどき凄い軽く決断するんだな」

福太郎「いやー、前から欲しいとは考えとったしこの気にね」

悠「そういうところ嫌いじゃないよ。むしろlove」

福太郎「んっ、like程度に抑えといて」

悠「だが断る」

福太郎「ほんで、対戦する?」

悠「いや、あそこで目の下にクマつけてまでやってる奴の様子見てる」

クロ「下斜め横□、下斜め横△…」

福太郎「ほぼぶっとうし」

悠「ああいう奴ハマったら抜け出せなくなるんだろうな…」

福太郎「せやね」

メリー「止めなくていいの?」

福太郎「一回燃え尽きさえしたら、エネルギー切れて寝るよ」

悠「そうなんだよな。おれも三日間ぶっ通しでゲームしてたらある瞬間から記憶がブッたことがある」

すっきー『大問題じゃないっすか』

メリー「大問題でしょソレ」

悠「明日「死ぬ」とわかっていても、「覚悟」があるから幸福なんだ!「覚悟」は「絶望」を吹き飛ばすからだッ!」

福太郎「覚悟いうか無謀やろ」

悠「でへへ」

すっきー『反省の色なしっすね』

福太郎「しかし、俺はもう真似でけんなぁー。オールでもキツイ」

悠「いや、福ちゃんはまだイケるだろ」

福太郎「いやー、俺も筋肉痛が二日目に来るし…」

悠「おれなんて酷い時はその日じゅうに動けなくなるときあるよ」

福太郎「それはそれでオーバーアップし過ぎなんとちゃう?」

悠「おれはしたくないんだけど鬼とか龍とかの怖いおっさん、ときどき超乳がしごいてくるんだよ」

福太郎「超乳でしごくとかエロいね」

悠「いい方だけならものすごくエロいのに内容はエロとか限りなく遠くて絶望と地獄が垣間見える。タオル一枚で痣まみれにされたこともしばしば…」

福太郎「過激なプレイやね」

悠「プレイの範疇じゃなく処刑とも思える」

メリー「痛いの好きなの?」

悠「そんな特殊な性癖は多分ない」

福太郎「「たぶん」なんや」

悠「メリーも緊縛とかされたいか?」

メリー「されたいわけないでしょ!」

悠「セロテープで済むよな」

福太郎「手足にはったら簡単に動けんくなる気はするね」

メリー「やーめーてー」

すっきー『めちゃくちゃ変態ぽいっすよ』

福太郎「すっきーが悠のこと変態やて」

悠「ほほう。」

すっきー『ぽいっていっただけで変態と断定はしてねーっす!!』

悠「でも、おれもさすがにフィギュアにぶっかけはしたことないぞ。ベッドに寝転んだらスカートの中が見える角度に並べてはあるけど」

福太郎「ほぼアウトやけど……まぁ、でも、見てしまうよな」

悠「見るよ。フィギュアのスカートの中は…」

メリー「……こっち見るな///」

福太郎「まあ、悠かてそこまで節操無いことないて」

悠「まあ、でも全然嫌いじゃないし見えたら得した気になるよメリーなら」

メリー「ご主人様、あれ怖い」

悠「アレとかいわれだしたよ」

福太郎「ドンマイ」
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