第弐夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「暑……これ、暑いやなくて熱いやな」

悠「確かに……燃えてる気がする」

すっきー『なんでこのひと全面黒一色なんすかね』

福太郎「涼やかな色やからやろ」

すっきー『どこがっすか?』

悠「涼やかな色?蛍光色の紫とか?」

福太郎「身体に悪そうなカラーやな」

悠「あー……おれもそろそろ黒70%くらいに落とそうかな」

クロ「あん?」

悠「お前じゃないよ」

福太郎「んっ、やっぱり黒は暑いんや。」

クロ「あぁん?」

福太郎「クロの事ちゃうよ」

悠「ダルダルな恰好してて返事だけはするんだな」

クロ「私の家でどんな恰好してても文句ねーだろ」

福太郎「俺の家なんやけど」

悠「おれの家でもあるんだぞ」

福太郎「うん、それは違う」

悠「ええやん、仲間いれてーなぁ」

メリー「へたくそ」

悠「うるへぇ!」

クロ「あっちぃ…」
ゴロゴロ~

悠「……福ちゃんムラムラ来ない?」

福太郎「せやかって犬やで?」

悠「おう、COOL」

クロ「犬じゃねーよ……」

悠「犬も暑そうだが、猫も辛いだろうな肉きゅうでしか汗かかないらしいし」

クロ「いぬじゃーねぇー…」

悠「うっせーよ!今のはお前の事じゃねーよ!このっ尻!この尻っ!」

ぺチン!ぺチン!
クロ「叩くなボケっ!喉もと食いちぎるぞ!!」

福太郎「ミツバもやられきっとるもんなぁー」

ミツバ『あついですぅ……』

福太郎「はぁ……冷房いれよか」

悠「入れるんならガンガン冷やしてくれ」

福太郎「地球にやさしいないな」

悠「おれは地球にも女にも優しい方だよ」

福太郎「優しい?やらしいとちゃう?」

悠「しーり、しーり!ナイスホットパーンツ!」

ペチン!ペチン!
クロ「お前、本当にいい加減にしとかないと殺すぞ。マジで」

福太郎「起きたらええのに……」

クロ「うごきたくねぇー……」

悠「ホットパンツっていいよな。この隙間がなんともエロい」

グイッ!

福太郎「トランクスでもできるよな。こういう隙間」

グィッ!

悠「なんか、一気に価値が下がった」

グィッ!

福太郎「悠はどっちでもイケる口ちゃいますのん?」

グィッ!

クロ「お前らさ……隙間に指引っかけて遊んでんじゃねーぞ!」

悠「されるがままっていうのは危ないぞ。もしかしたら気がついたときには指じゃないものが突っ込まれてる可能性も……」

クロ「しねッ!」

ガンッ!
悠「あうっ?!」

福太郎「ナイスキーック」

悠「痛……しかも福ちゃんは退避してるし」

福太郎「安全第一」
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