第拾弐夜『福太郎の不思議な日常』

ー集合墓地:あやかし屋ー

白巳「すぅすぅ」
悠「さむいわぁ、ズズッ、あぁ、ぜんざいあったけぇ。」

福太郎「なんや寒いよなぁ。外でて帰ったらコタツにすぐ入ってまうし」

白巳「くぅくぅ」
悠「コタツゲートは世界の宝だからな。うちのコタツゲートは四魔英雄のひとりが独占してるけど」

福太郎「四魔英雄ってなんかカッコええやん。」

白巳「しゅぴぴっ」
悠「連続11回攻撃してくるぞ」

福太郎「やばいなぁ。」

骨女『それ、触っていいですか?』

悠「ああ、どうぞ。」
ガバッ

絡新婦「なんで服をめくった!!」

悠「え、それっておれの腹筋では?」

福太郎「おー、すげぇ」
ベシベシ

絡新婦「お前が触るんかい!」

悠「あんっ!」

絡新婦「変な声を出すな!!」

悠「白巳のおさわりは自由だぞ。ただし、触って泣かしたらそれ相応の罰は受けてもらう」

骨女『例えば?』

悠「男なら前歯一枚か爪三枚。女ならディープキス5分か1おっぱい」

絡新婦「死んでしまえ!!」

福太郎「1おっぱいって?」

悠「だいたい十分揉む」

骨女『悠さんが泣かした場合は?』
ムニムニ
白巳「ぷひゅーぷひゅー」

悠「寝かしつける」

福太郎「間違いではないわな」

絡新婦「ひととしては間違ってるだろう」

悠「そんな褒めるな、ケツ撫でるぞ」

絡新婦「叩きだすぞ!!」

福太郎「物理的な無理やろ。」

悠「ふー……美味かった。天ぷらざるうどんひとつ」

福太郎「甘いもんの後はしょっぱいもん。」

悠「イエス……おーい、注文したんだけど?」

白巳「しゅぴぴ」
骨女『……極楽浄土』

悠「やめとけ」
ガシッ
白巳「しゅぴゅ…」

骨女『はっ、私はいったい何を』

福太郎「成仏しかけ取ったで」

悠「ダメだぞ。素人が白巳を長時間顔に乗せたら。」

絡新婦「素人ってなんだ、あと、顔に乗せるってなんだ」

骨女『いやぁ、乗せたらわかりますよ』

悠「乗せるか?」
白巳「くぅくぅ」

絡新婦「な、なにを……」

悠「いいか、ほれ」
白巳「くぅくぅ」
ぎゅっ
絡新婦「むぐっ!」

福太郎「悠は平気なん?」

悠「平気だ。平気で最高にハイになる。」

福太郎「んー……まぁ、最高にハイやからええんかな。」

骨女『ジョロちゃん?』

絡新婦「……」

悠「よいしょ」
白巳「すぅすぅ」
べりっ
絡新婦「はへぇ…」

福太郎「トロ顔やな」

骨女『あらあら』

悠「……」
パシャッ

福太郎「無言撮影」
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