ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「夕飯何にしよか」

クロ「あったかいものがいい…」

お仙『あっためてあげるヨ』
ピトッ
クロ「つめてぇから寄るなっ!!」

リュカ「まぁ、死体やーらなぁ」

福太郎「やからなぁ」

リュカ「はい」

福太郎「はい」

メリー「関西弁講座?」

すっきー『福太郎さんわりと細かいですもんね。』

こんこんっ

福太郎「ん?誰やろ」

リュカ「前髪お化けじゃないな。入ってこないし」

福太郎「それで悠って通じる不思議」

クロ「いいから出ろよ。」

福太郎「すっかりクロは炬燵に根が生えとるな」

お仙『尻尾も生えとル』
ブンブンッ
クロ「掴むな!振るなっ!」
ゴスッゴスッ!
お仙『うへへッ』

メリー「殴られても引かない…」

リュカ「漢を感じたわ」

すっきー『どっちも女性っすよ』

福太郎「誰も出てくれんし、俺が出よかな。はい、どちらさん?」

りんね「こんばんわ」

福太郎「んっ、どうもです。まぁ、寒いんで中どうぞ」

りんね「ありがとう。お邪魔しまーす。」

お仙『私の!私のしっポーー!』
ブンブンッ!
クロ「テメーのじゃねぇし!本気でぶっ飛ばすぞ!!」

メリー「あっ、いらっしゃい。」

りんね「お邪魔してます」

リュカ「ゆっくりしていってね!」

りんね「あら、ありがとう」

福太郎「それ、生首になるで」

りんね「えっ?ズレてる?!」

福太郎「いや、そーやないんですけど。ズレてないんで安心してください」

りんね「ほっ。あ、これケーキ買ってきたのみんなで好きなの食べて。」

メリー「わーい」

お仙『うわーイ!』

クロ「子供か!!」

福太郎「……で?」

りんね「え?」

福太郎「なんか困ってます?」

りんね「うふふふ。はい、困ってます……。」

福太郎「どないしてんです?」

りんね「実はこれなの。」
スッ
福太郎「わー、ピンクでめっちゃデコられたスマホ」

りんね「私のスマホなんだけどちょっと見てもらえる?」

福太郎「ええんですか?」

りんね「ええ…」

福太郎「んっ?」
ピッ
【この携帯電話はロックされています。解除するには……】

りんね「……」

福太郎「これ……エロサイトとか見たらかかるウィルスに……」

りんね「解除できなくて困ってます助けてください……。」

クロ「何してんだよあんた…」

りんね「しくしく、しくしく…」