第拾壱夜『福太郎の不思議な日常』
ー福太郎の部屋ー
ラム「はい、筆もって」
福太郎「はい。」
ラム「九字ってわかる?」
福太郎「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前?」
ラム「そう。ソレ」
福太郎「書くん?」
ラム「書く。だけど、漢字で「臨」とかってかくんじゃなくて線で書く。順番は……見てて」
シャシャシャシャ
福太郎「…………」
ラム「はい、これで九字護法の印ができた。同じものを書いて」
福太郎「んっ。」
シャシャ……
ラム「違う」
福太郎「え?」
ラム「ちゃんと私が書いた順番に書かないとダメなのよ。各文字に各位が存在する。だから臨から初めて兵、そして闘、者へと続けていく。」
福太郎「ええと、こう、こう……」
シャシャ
ラム「そうそう。」
メリー「お札書きの練習ってお習字みたいね。」
クロ「そう見えるけど、札は札だ。触ると危ないぞ」
お仙『そういわれると触りたくなル』
クロ「いっぺん封印されろ」
ラム「その娘を封印するのはこの程度の札じゃ効果ないわよ。」
お仙『私スゲー』
クロ「……」
お仙『私スゲー』
クロ「聞こえてるよ!!」
ラム「ま、今はこの九字護法札が作れれば充分でしょ」
メリー「ほかにはどんなお札が作れるようになるの?」
ラム「そうね。私が最近作ったのなら、こういうお札とか」
福太郎「どんな札なんです?」
ラム「これは一部を実体化する札よ」
福太郎「一部を実体化?」
ラム「例えばいままでだと幽霊を実体化するための札は貼ると全身が実体化したでしょ?今回のこれは……例えば腕の付近に貼れば、腕だけを実体化できるのよ。」
お仙『ほーホー』
福太郎「すっきー」
すっきー『はい?』
福太郎「ちょっとこのお札、貼らせて」
すっきー『はい?』
お仙『一部を実体化できる札なんやっテ』
クロ「なんで関西弁でいった」
すっきー『はぁ、そういうことなら。』
福太郎「どれどれ」
ひょい、ペタッ
すっきー『腋に貼るな!!』
ベシッ!
福太郎「あ、ホンマ、実体化した」
すっきー『これは便利っすね』
ラム「まぁ、まだ試作品だから五分も持たないんだけどね。」
福太郎「副作用とか問題点は?」
ラム「貼らせる相手がセクハラするのが問題点かしら」
福太郎「はははっ。」
クロ「笑い事じゃねーだろ」
福太郎「いや、貼るなら腋かなって」
すっきー『なんでっすか!!』
福太郎「なんとなく。」
ラム「はい、筆もって」
福太郎「はい。」
ラム「九字ってわかる?」
福太郎「臨・兵・闘・者・皆・陳・列・在・前?」
ラム「そう。ソレ」
福太郎「書くん?」
ラム「書く。だけど、漢字で「臨」とかってかくんじゃなくて線で書く。順番は……見てて」
シャシャシャシャ
福太郎「…………」
ラム「はい、これで九字護法の印ができた。同じものを書いて」
福太郎「んっ。」
シャシャ……
ラム「違う」
福太郎「え?」
ラム「ちゃんと私が書いた順番に書かないとダメなのよ。各文字に各位が存在する。だから臨から初めて兵、そして闘、者へと続けていく。」
福太郎「ええと、こう、こう……」
シャシャ
ラム「そうそう。」
メリー「お札書きの練習ってお習字みたいね。」
クロ「そう見えるけど、札は札だ。触ると危ないぞ」
お仙『そういわれると触りたくなル』
クロ「いっぺん封印されろ」
ラム「その娘を封印するのはこの程度の札じゃ効果ないわよ。」
お仙『私スゲー』
クロ「……」
お仙『私スゲー』
クロ「聞こえてるよ!!」
ラム「ま、今はこの九字護法札が作れれば充分でしょ」
メリー「ほかにはどんなお札が作れるようになるの?」
ラム「そうね。私が最近作ったのなら、こういうお札とか」
福太郎「どんな札なんです?」
ラム「これは一部を実体化する札よ」
福太郎「一部を実体化?」
ラム「例えばいままでだと幽霊を実体化するための札は貼ると全身が実体化したでしょ?今回のこれは……例えば腕の付近に貼れば、腕だけを実体化できるのよ。」
お仙『ほーホー』
福太郎「すっきー」
すっきー『はい?』
福太郎「ちょっとこのお札、貼らせて」
すっきー『はい?』
お仙『一部を実体化できる札なんやっテ』
クロ「なんで関西弁でいった」
すっきー『はぁ、そういうことなら。』
福太郎「どれどれ」
ひょい、ペタッ
すっきー『腋に貼るな!!』
ベシッ!
福太郎「あ、ホンマ、実体化した」
すっきー『これは便利っすね』
ラム「まぁ、まだ試作品だから五分も持たないんだけどね。」
福太郎「副作用とか問題点は?」
ラム「貼らせる相手がセクハラするのが問題点かしら」
福太郎「はははっ。」
クロ「笑い事じゃねーだろ」
福太郎「いや、貼るなら腋かなって」
すっきー『なんでっすか!!』
福太郎「なんとなく。」