第壱夜『福太郎の不思議な日常』

ー福太郎の部屋ー

福太郎「進んだ?」

悠「なにが?」

メリー「ゲームのことでしょ……」

悠「あぁ、感染した化け物女にしこたまショットガンブチ込んでやったところだ」

すっきー『えげつないこといってるっすね…』

福太郎「すっきーとメリーちゃんは化け物やのーてよかったな。しこたまぶち込まれるで」

悠「化け物ないかどうかというと疑問することがあるけどな」

メリー「化け物なんて言わないでちょうだいっ!」

福太郎「妖怪……九十九神?」

悠「ダンシングパペット」

メリー「そんなドラクエのモンスターみたいなの嫌!!」

悠「なんか、おれの意見の時だけはハッキリと否定するよな」

福太郎「気のせいやって」

悠「なんだ、気のせいか」

すっきー『えー……どれだけ単純』

福太郎「すっきーは和幽霊って感じやけどね。ようようはやや洋幽霊っぽい」

悠「ようようだけにな」

すっきー『……』

メリー「……」

ようよう「……」

福太郎「聞かんかったことと無視するンとどっちがええ」

悠「前者でお願いします」

福太郎「んっ、みんな、聞かんかったていでな」

悠「それじゃあ、メリーちゃんがなになのか考えようか」

メリー「人形よ!!」

福太郎「人形の悪霊?」

メリー「もう悪霊じゃないもん!」

悠「フィバーパペット」

メリー「だからなんでドラクエのモンスターなのよっ!!」

福太郎「そうそう、俺もなんかバイオしたぁなって初めたんやけど」

悠「マジか、何バイオ?」

メリー「やりっぱなしでおわるなっー!」

すっきー『自由妖怪二匹…』

悠「福ちゃん格ゲーしかしないと思ってた」

福太郎「メインはカクゲやね。」

悠「おれ、格ゲーはそこまで得意じゃなかったりするんだが……まぁ、それはいいとして何バイオ?」

福太郎「ドラ○もんのびたのバイオハザード」

悠「まさかのソレか?!」

福太郎「まさかのコレ。ウェスカー倒したで」

悠「しかも全クリしてる……福ちゃんパソゲー好きなのか?」

福太郎「んー……普通」

悠「その答えが一番困るが……エロゲはいかがですか?」

福太郎「エロゲなぁ……」

悠「なんだ、ノリが善くないな」

福太郎「せやって……絶対に女子が二人おるんやでここ?」

悠「……見せつける」

すっきー『変態!』

メリー「変態っ!」

悠「ふふふっ」

ようよう「そこで笑ったらホンモンだぜ兄さん……。」

福太郎「けど、せっかくやし良さげなん見繕っといて」

すっきー『ええっ?!』

メリー「ご主人様?!」

悠「あー、任せろ。福ちゃんのそういうところ好きだべ」
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