第拾壱夜『福太郎の不思議な日常』
ー某所:某トンネルー
ラム「ふー」
福太郎「終わりです?」
ラム「ええ、終わりよ。」
クロ「そういえば空気がさっきより重くなくなったな」
ラム「でしょ」
福太郎「封印がミスって大型クリーチャーとかが出るイベントは?」
ラム「ないわよ。そういうことが起こらないように来てるんだから」
福太郎「ですよね。」
クロ「終わったんなら帰ろうぜ」
ラム「そうね。というか、アンタらはホントなんで着いてきたのよ」
福太郎「気にせんといてください」
ラム「まったく」
福太郎「しかし、ラムさんも大変やね色々と」
ラム「まったくだわ。これで日当5千円も出ないんだし……」
クロ「でも金出るんだな」
ラム「一応身の危険がかかってるからね。」
福太郎「今のセリフかっこええ」
ラム「やかましいわよ」
クロ「……ちょっと待て」
福太郎「ん?」
クロ「長くないか?」
福太郎「長い?」
クロ「このトンネルだよ。中ほどまでは確かに歩いてきたけど、こんなに長くなかっただろ」
ラム「言われてみれば……」
福太郎「つまり?」
ラム「何かに化かされてるわね。」
福太郎「ループ系か。この前から時空関係多いなぁ」
クロ「どうにかできるか?」
ラム「するしかないでしょうけど……道具がないのがネックね。」
福太郎「んー……」
クロ「さっきのは?」
ラム「あれは封印用だからね。この現象の主さえ捕まえられれば、それを封印するのはできるんだけどね。」
クロ「主をどうやって見つけるかが問題か」
福太郎「この術じたいは解けれんのかな」
ラム「事前に対策があれば別だけど難しいと思う。あとは術の主が自分から術を切ってくれるとか……」
クロ「イタズラに満足すればってことか」
ラム「イタズラならいいけど、このまま疲弊させられて食われることもなきしにもあらずよね。」
クロ「おいおい……」
福太郎「ラムさん、アレちゃいます?」
ラム「あれ?」
福太郎「そこのところ、ほんの少しやけど歪んでません?」
ラム「……わかる?」
クロ「いや、私には……」
ラム「まぁいいわ。お札を貼ってみれば……」
ピトッ
ボフッ!!
『ぎゃぁぁぁあああぁぁぁっ!』
クロ「おっ……」
ラム「正解、だったようね。」
福太郎「おお、良かった」
ラム「よくわかったわね。」
福太郎「いやー、すっきーの部屋とか時空のおっさんと関わってから、こーゆー系には敏感になっとるぽいんですわ」
ラム「空間系の隙を見つけるのは相当なことよ……」
ラム「ふー」
福太郎「終わりです?」
ラム「ええ、終わりよ。」
クロ「そういえば空気がさっきより重くなくなったな」
ラム「でしょ」
福太郎「封印がミスって大型クリーチャーとかが出るイベントは?」
ラム「ないわよ。そういうことが起こらないように来てるんだから」
福太郎「ですよね。」
クロ「終わったんなら帰ろうぜ」
ラム「そうね。というか、アンタらはホントなんで着いてきたのよ」
福太郎「気にせんといてください」
ラム「まったく」
福太郎「しかし、ラムさんも大変やね色々と」
ラム「まったくだわ。これで日当5千円も出ないんだし……」
クロ「でも金出るんだな」
ラム「一応身の危険がかかってるからね。」
福太郎「今のセリフかっこええ」
ラム「やかましいわよ」
クロ「……ちょっと待て」
福太郎「ん?」
クロ「長くないか?」
福太郎「長い?」
クロ「このトンネルだよ。中ほどまでは確かに歩いてきたけど、こんなに長くなかっただろ」
ラム「言われてみれば……」
福太郎「つまり?」
ラム「何かに化かされてるわね。」
福太郎「ループ系か。この前から時空関係多いなぁ」
クロ「どうにかできるか?」
ラム「するしかないでしょうけど……道具がないのがネックね。」
福太郎「んー……」
クロ「さっきのは?」
ラム「あれは封印用だからね。この現象の主さえ捕まえられれば、それを封印するのはできるんだけどね。」
クロ「主をどうやって見つけるかが問題か」
福太郎「この術じたいは解けれんのかな」
ラム「事前に対策があれば別だけど難しいと思う。あとは術の主が自分から術を切ってくれるとか……」
クロ「イタズラに満足すればってことか」
ラム「イタズラならいいけど、このまま疲弊させられて食われることもなきしにもあらずよね。」
クロ「おいおい……」
福太郎「ラムさん、アレちゃいます?」
ラム「あれ?」
福太郎「そこのところ、ほんの少しやけど歪んでません?」
ラム「……わかる?」
クロ「いや、私には……」
ラム「まぁいいわ。お札を貼ってみれば……」
ピトッ
ボフッ!!
『ぎゃぁぁぁあああぁぁぁっ!』
クロ「おっ……」
ラム「正解、だったようね。」
福太郎「おお、良かった」
ラム「よくわかったわね。」
福太郎「いやー、すっきーの部屋とか時空のおっさんと関わってから、こーゆー系には敏感になっとるぽいんですわ」
ラム「空間系の隙を見つけるのは相当なことよ……」