ｰ福太郎の部屋ｰ

福太郎「二時間ぐらい寝ます?起こしますよ」

ラム「いや、何か中途半端に寝たら逆に後引きそうだからやめとく」

福太郎「ほんなら、すっきーにセクハラでもします?」

すっきー『なんでっすか?!』

福太郎「サービス」

すっきー『なんの!!』

お仙『性的サービス』

ラム「文字通りね」

すっきー『やらねーっすよ!』

ラム「いや、頼まないし」

クロ「お茶淹れてきたぞ。ほい」

ラム「ありがとう。あら、いい香り」

福太郎「ええお茶っぽいですよ」

ラム「ぽいって?」

福太郎「悠にもらってん」

ラム「ふうん」

クロ「しかし、アンタも大変だな」

ラム「道士だしね。」

福太郎「道士っていうもなかなか凄いよな」

ラム「修行したら誰でもなれるわよ」

お仙『私モ?』

ラム「……」

福太郎「いけるもんなん?」

ラム「……前例はないわね」

クロ「いや、無理じゃね?」

お仙『なんデ?』

クロ「お前、札とか触れないだろ」

お仙『触れるヨ。ちょっと手が焼けるけド』

クロ「駄目じゃねーか」

福太郎「道士やなーてネクロマンサーとか目指したらええんちゃう?」

ラム「ガチじゃない」

お仙『悪くなイ』

クロ「なってどうするんだよ」

お仙『……世界征服?』

クロ「祓われるぞ」

ラム「いっとくけど余計なことしたら本気で埋めるわよ」

福太郎「大丈夫ですって、お仙はええ子やから」

お仙『アイアム良い子!』

クロ「……」

ラム「……」

すっきー『すっげぇ冷たい目してるっすよ』

福太郎「不思議やね」

お仙『不思議だナー』

ラム「……そういえばメリーは?」

クロ「寝てる」

ラム「ずいぶん早寝ね」

福太郎「なんや寝不足みたいなんよ」

ラム「寝不足?」

クロ「なんか夜中目が覚めるらしいんだわ」

ラム「ふぅん……だけどそれ今寝ちゃったら悪循環にならない?また夜中に目が覚めて」

福太郎「ですよね」

ラム「分かってて止めなかったね……」

福太郎「いや、めっちゃ眠たそうやったもんで」

お仙『フクタローはメリーに甘いからナ』

福太郎「そかな」

クロ「お前は全般的に甘い」

ラム「そうね」