ｰ郊外某所-

拳二「じゃあ、俺ぁ車で待ってるからな」

悠「待ってやがれ!」

拳二「なんでキレられるんだ……」

福太郎「さーて、今日も頑張ろー」

クロ「……」

ラム「……」

お仙『オー!』

悠「一名ほど元気いっぱいだな」

クロ「太陽で溶けろ」

悠「波紋にも気をつけるといい」

お仙『イエッサー!』

福太郎「あっ」

ラム「なに?」

骨犬『ハッハッ!』

悠「キャァァシャベッター」

ラム「喋ってはない」

悠「アレは!」

福太郎「骨犬!」

クロ「そいえば前放置してそれっきりだったな」

お仙『良く生きてたナ』

クロ「そりゃまぁ、別に飢えないし怪我もしないだろうから」

悠「……」

福太郎「悠、どうかした?」

悠「……この前、おれカンテラ持ってたじゃん」

福太郎「死体に反応するってやつやっけ」

悠「あれさ、死体に反応するんじゃなくて死体に取り憑いて動きだすカンテラだったらしいんだわ。」

福太郎「へー」

ラム「それって相当高価な魔具なんじゃないの?」

悠「たぶん。」

クロ「多分てなんだ?」

悠「そのことに気付いたメフィストは自分のミスで渡したからおれに怒ることもできずに、FXで全財産すったような顔してた」

ラム「不憫……いや、自業自得かしらね。」

悠「というわけで……ほーれ、骨犬おいで」

骨犬『ハッハ!』
タタっ!

悠「はい、捕獲」
スポっ!
骨犬(頭)『ハッハッ!』
骨犬(身体)『……』
タッタッ

お仙『頭引っこ抜いても普通に動いてル』

悠「ちょっと動かれると確認しにくいんだよな、足も外すんか」
スポッスポッ

福太郎「なかなか猟奇的な絵面やね。」

悠「あ、あった。わら、本来心臓がある位置で青い鬼火が燃えてるだろ。これが魂の代理をしてる」

福太郎「ほんなら、これが消えたら元の骨に?」

悠「ところがギッチョ」

福太郎「ホワイトアルバム!」

ラム「スタンド使いの話はいいから」

悠「上位悪魔のレアアイテムだからな普通に消そうとしても消えないらしい。ふーーーっ!」
ゴオォォォ!

福太郎「風吹きかけたら炎の勢い増したな」

悠「完全に定着してるらしい。あ、もう頭と手足戻していいぞ」

福太郎「ほいほい」
かちゃかちゃ

骨犬『ワオーーン!』

ラム「吼えた?!」

悠「炎が増してパワーアップしたっポイ」

クロ「大丈夫なのかよ……」