ｰ福太郎の部屋ｰ

悠「……誰が?」

福太郎「悠が」

悠「え～～～～～～～っ!」

クロ「えが長いな」

悠「柄は長い方が使いやすい」

クロ「うるせぇ、ハゲ」

悠「剥げてないよ!」

ラム「というか、ネットでも検索できないものをどうにかできるの?」

悠「できないこともなくはないかもしれなくもない」

クロ「どっちだよ!」

悠「できますん!」

クロ「だからどっちだよ!!」

悠「調べる方法はあるっちゃ、あるけど……」

福太郎「けど?」

悠「それを調べるためにある奴に連絡しなきゃいけないのが……ものすっっっっごく嫌」

幽香「ずいぶん個人的な理由ね」

悠「嫌いな相手に頼みごととかしたくないでしょ?」

幽香「頼みごとぐらいいじゃない。私は断られたことないわよ」

福太郎「それは断られたことやなぁて、断わらしたことやないですか?」

幽香「なに?」

福太郎「ナンデモナイデス」

悠「うーん、まぁ、嫌で嫌で嫌で仕方ないけど……ちょっと調べてみようか」

ラム「そこまで嫌なのによく折れたわね。」

悠「こっちから頼みごとをして向こうが横柄な態度に出ても逆にそんなことも調べられないのかクズがって煽っていこうかと思って」

ラム「何を言ってるの?」

福太郎「互いを威嚇し合って高めていくってやつです」

クロ「明らかにそういう内容ではなかった」

悠「じゃあ、ちょっと外で電話してくる」

福太郎「ここでしてもええんよ?」

悠「いやぁ、さすがにひと様に聞かせるべきではない汚い言葉を吐きまくるから」

ラム「だから、なにをいっているの?」

福太郎「秘密の情報をやり取りするって……」

クロ「絶対に違う」

幽香「やーね、下品で」

メリー「ねー」

首のない女『あの、私はどうしたら?』

福太郎「もう少しゆっくりしてって」

首のない女『はい』

ラム「私は帰っていいかしら」

福太郎「んー……もう少し居ってもらえます?」

ラム「面倒事に関わりそうで嫌なんだけど……」

お仙『あはは、もう遅いヨ』

ラム「アンタにいわれると更にイラッとするわ」

福太郎「ほんなら、お茶でもいれよか」

幽香「一番落ち着いてるわね。」

クロ「何考えてるかわかんない奴だからな」

悠「だだい゛ま゛」

クロ「一瞬で喉枯れたな?!」

福太郎「どうやった?」

悠「な゛んどがじらべざぜるよ゛ヴにぞぞのがしだ。」

福太郎「お茶淹れるな」

悠「ざん゛ぎゅー」