ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕
ー大江戸学園:旧工場施設ー
高温を感知してスプリンクラーが作動する。降り注ぐシャワーで火が消えていく。
雲山「これで焼け死ぬことは無くなった、な」
久秀「気分は最悪だけどね。ずぶ濡れだし。ついでに、私はもう戦力外になったから。ダンジョー」
ダンジョー『ジョー』
久秀特製の火薬もここまで濡れてしまうとさすがに着火しない。わが身を護るためにダンジョーを召喚する。
雲山「問題ない。一対一で上等です。」
風魔「ククッ。遊んでやろう。」
奴は素早い動きで走りだした。
雲山「待て!」
それを追う雲山。
久秀「典型的に誘いこまれてる気がするわ」
ダンジョー『ジョー…』
体格の割に素早い二人の後を追って隣の部屋に入るが、何も見えない。まっくらな部屋だ。
雲山「どこだ!」
雲山の声が木霊する。広さは今までよりも相当大きいらしい。次の瞬間、カッと光がさした。
目がくらみそうになるが周囲を警戒する。
風魔「さて、お前らはどのぐらい楽しませてくれるかな」
部屋の中央でパチンッと指をを弾く風魔、すると雲山たちの背後からガシャンと鉄格子が落ちる。
久秀「閉じ込められたわね…」
雲山「何処までも手の込んだ真似を…」
風魔「客人たちよ。存分に楽しんでくれ」
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形がどんどん排出されてくる。その数は今までの非ではない。次から次へと隊列をなして侵入してくる。
雲山「ええい、小細工を……」
久秀「だけど、相当数よ。このまま物理的に押しつぶされそう」
風魔「ククッ」
雲山「考えていても仕方がない。向かい来るなら全てを壊せばいい」
久秀「任せたわ」
雲山「うむ。百目鬼雲山、推して参る!!」
名乗りをあげ終わると雲山は一番近くに居た木偶人形の頭部を殴り潰した。巨獣が獲物を仕留める姿を彷彿させる一撃。
それを合図に群がる蟻のように木偶人形がたかりだす。
近づくものを片っ端から殴り、蹴り、叩き潰していくが相手は人間じゃない。恐怖心が無くどれだけ他が壊されても我先にと雲山に襲いかかる。
そんな様子を見て……
久秀「ちょっとー、倒れないでよ。久秀は闘えないんだからねぇー」
ダンジョー『ジョー』
何処かのん気にぼやく久秀。
雲山「問題……ない!」
木偶人形の一体を掴み、それを別の木偶人形に叩きつける。一体投げるたびに数体の人形が巻き込まれ倒れていく。
更にそこへ別の人形を叩きつけ一度に四~五体ほど纏め片づける。
風魔「頑張れ、頑張れ、ククッ」
無双状態のようだが壊したら壊した数だけ木偶人形は投入されてくる。
久秀「さて、どうしたものかしらね……ダンジョー」
ダンジョー『ジョー』
久秀は鬼の後ろで不敵に笑う風魔を見る。あの伸びる腕どういう仕掛けなのか……と。
高温を感知してスプリンクラーが作動する。降り注ぐシャワーで火が消えていく。
雲山「これで焼け死ぬことは無くなった、な」
久秀「気分は最悪だけどね。ずぶ濡れだし。ついでに、私はもう戦力外になったから。ダンジョー」
ダンジョー『ジョー』
久秀特製の火薬もここまで濡れてしまうとさすがに着火しない。わが身を護るためにダンジョーを召喚する。
雲山「問題ない。一対一で上等です。」
風魔「ククッ。遊んでやろう。」
奴は素早い動きで走りだした。
雲山「待て!」
それを追う雲山。
久秀「典型的に誘いこまれてる気がするわ」
ダンジョー『ジョー…』
体格の割に素早い二人の後を追って隣の部屋に入るが、何も見えない。まっくらな部屋だ。
雲山「どこだ!」
雲山の声が木霊する。広さは今までよりも相当大きいらしい。次の瞬間、カッと光がさした。
目がくらみそうになるが周囲を警戒する。
風魔「さて、お前らはどのぐらい楽しませてくれるかな」
部屋の中央でパチンッと指をを弾く風魔、すると雲山たちの背後からガシャンと鉄格子が落ちる。
久秀「閉じ込められたわね…」
雲山「何処までも手の込んだ真似を…」
風魔「客人たちよ。存分に楽しんでくれ」
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形【……】
木偶人形がどんどん排出されてくる。その数は今までの非ではない。次から次へと隊列をなして侵入してくる。
雲山「ええい、小細工を……」
久秀「だけど、相当数よ。このまま物理的に押しつぶされそう」
風魔「ククッ」
雲山「考えていても仕方がない。向かい来るなら全てを壊せばいい」
久秀「任せたわ」
雲山「うむ。百目鬼雲山、推して参る!!」
名乗りをあげ終わると雲山は一番近くに居た木偶人形の頭部を殴り潰した。巨獣が獲物を仕留める姿を彷彿させる一撃。
それを合図に群がる蟻のように木偶人形がたかりだす。
近づくものを片っ端から殴り、蹴り、叩き潰していくが相手は人間じゃない。恐怖心が無くどれだけ他が壊されても我先にと雲山に襲いかかる。
そんな様子を見て……
久秀「ちょっとー、倒れないでよ。久秀は闘えないんだからねぇー」
ダンジョー『ジョー』
何処かのん気にぼやく久秀。
雲山「問題……ない!」
木偶人形の一体を掴み、それを別の木偶人形に叩きつける。一体投げるたびに数体の人形が巻き込まれ倒れていく。
更にそこへ別の人形を叩きつけ一度に四~五体ほど纏め片づける。
風魔「頑張れ、頑張れ、ククッ」
無双状態のようだが壊したら壊した数だけ木偶人形は投入されてくる。
久秀「さて、どうしたものかしらね……ダンジョー」
ダンジョー『ジョー』
久秀は鬼の後ろで不敵に笑う風魔を見る。あの伸びる腕どういう仕掛けなのか……と。