ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕

ー新宿:茶屋小鳥遊堂ー

寅「邪魔するぞ」

雷太郎「……」

風太郎「……」

雲山「おはよう」

灯「あ、雲山くん達」

悠「雁首そろえてどした」

雲山「朝食をとりにきました。五百円でいいですか?」

久秀「いいわよ。」

悠「えー……」

吉音「おはよー。あれー、みんな早いね」

想「おはようございます」

悠「なんだ、皆して……どしたよ。」

想「ええと、私は例の木偶人形の件で」

吉音「あたしは朝ご飯とまた仕事の手伝いのお誘い!」

久秀「木偶人形の件なら、この久秀が聞くわ」

雲山「朝食ついでに風魔の話ししに来たんだが」

灯「じゃあ、私とですね。」

悠「……」

摩耶「……」

悠「いつのまに……?」

摩耶「いつもニコニコあなたのボディに発剄。摩耶ラトホテプです♪」

悠「怖いわぁ…」

摩耶「っていうか、呼んだのは悠くんじゃん」

悠「そうだけども……」

寅「っか、お前はどこの話にも関係してるんだよな」

悠「言われてみければ……じゃあ、おれはどこの話に加わればいい?」

吉音「全部でいいんじゃない?」

悠「めんどくせぇ…」

吉音「じゃあ、私のお仕事手伝ってね!」

悠「じゃあの意味が分からない」

摩耶「それで僕は何で呼ばれたの」

灯「すいません、私のわがままです」

摩耶「えーと?」

灯「お初にお目にかかります。猿渡灯です」

摩耶「猿渡……あぁ、あのおじさんの」

灯「はい、息子です」

摩耶「摩耶です。悠くんがお世話になってます」

悠「……」

吉音「女の子同士が話してるみたい」

悠「まぁ、ヘタな女より女らしいしな」

想「なかなか問題のある発言ですね。」

悠「想はバッチリガッツリ女の子だから問題ない」

寅「アホだろ」

悠「うるせぇ!」

雷太郎「……」

風太郎「……」

悠「そういえばこの二人なんでこんなぐったりしてるんだ?」

寅「朝っぱらから魁人と雲山に挑んでのされたんだよ」

悠「うわぁ……って、魁人帰ってきてるのか」

寅「ああ、朝錬終わったらすぐにどっか行っちまったけどな……。それより。飯はまだかよ」

悠「全員分作れ……と?」

久秀「お金は貰ってるんだから働きなさい」

悠「おれは受け取ってないのに……」
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