ｰ大江戸学園:小鳥遊堂隣り長屋ｰ

灯「ふぅ……。ただいま戻りました」

佐助「おかえりなさいでござんす。灯様」

くのいち「お帰りなさいです。灯さま」

灯「すいません、こんな時間まで」

佐助「何をおっしゃいます。」

くのいち「我ら一同、灯さまのためなら何でもしますよん!」

灯「まぁ、そこまで言い切られると逆に引くんですけど、ね」

佐助「それで灯様、ここ数日の大江戸学園での生活はいかがでござい?」

灯「楽しいですね。笑うことも多いですし」

くのいち「あぁ、確かに何か笑うしかないってこと多い感じですもんね…。」

灯「それに、悠くんと話してみて分かりました」

佐助「はい?」

灯「私、悠くんのこと好きですね。彼は、とても面白いです」

佐助「えええぇぇっえ?!」
くのいち「えええぇぇぇっ?!」

灯「ぜひ、これからも友人として付き合っていきたいです」

佐助「……(小鳥遊悠、要注意でござーい)」

くのいち「……(ガッテン承知)」

灯「それに、彼、私より強いですよ」

佐助「またまた。灯様が最強でやんすよ」

くのいち「そうですよ。」

灯「それはまずあり得ませんが……。お二人のほうはどうでした?」

佐助「はい、調べられそうな所にもぐりこみまくったんでござんすが……いやー、なかなか骨なのに得られる情報は特に何もないという感じでござんした。」

灯「そうですか」

佐助「まぁ、明日からはもうちょっと深いところまで探ってみやしゃんせ」

灯「無茶をせず、迷惑にならないように頑張ってください。くのいちさんはどうでしたか?」

くのいち「はい、言われた通りお探しのひと達の事を調べてきましたよ。摩耶さんって方ですよね」

灯「はい。」

くのいち「本土で学生をしていらっしゃいます。見た目よりも年齢は高いです。」

灯「はい、その辺りのことは窺っています」

くのいち「いきつけの店は焼き肉屋さんでした」

灯「焼き肉……よく食べる方なんですか?」

くのいち「食は普通な感じでしたよ。焼き肉やも金剛って人のお店だから遊びに行ってるみたいでした。」

灯「あぁ、噂の……。そちらの方とも会ってみたいですね」

くのいち「必要だったらコンタクトとってきましょうか?」

灯「いえ、それは落ち着いてからにしましょう。明日からは私も本格的に風魔君の捜索にあたります。今日は御苦労さまでした。お二人とも休んでください」

「「はっ!」」

灯「ふぅ、さて、私も休みたいですが……シャワーを浴びてからにしましょうかね。」

くのいち「服を洗っておきますにゃん!」

佐助「いやいやいや、ここはあっしがするでござんすよ!」

くのいち「は?」

佐助「あ?」

灯「二人とも」

「「はい!」」

灯「どうぞ、今日はもうとっとと休んでください」

「「はい……」」