ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕
ー大江戸学園:ねずみ屋ー
悠「天と禍がヤバいのは分かった」
拳二「俺ぁみてねーけどな」
悠「お前はゾンビと追いかけっこしてたからだろ」
拳二「ありゃ、ゾンビっーよりターミネーターだったぞ。身体に直接器具埋め込んでたし」
魁人「どうやら、天の目的は大江戸学園の剣魂システムだったようです」
寅「どういうことだ?」
魁人「天の義足に剣魂システムを応用させて自分の足と同じ……いえ、それ以上の性能を加える施術をしたのでしょう。伊万里の橙龍剄がただのひと蹴りでかき消されてました。」
悠「だったら、この刀で無効化を出来ないか?いちおうコイツはキュウビすら封じた代物だぞ」
魁人「たぶん、無理でしょう。天は剣魂を使役しているわけではないようでしたし。」
久秀「ちょっといいかしら」
悠「どした?」
久秀「私の憶測だけど、天は剣魂システムじゃなくてコアシステムを応用しているんじゃない?」
魁人「っと、いいますと?」
久秀「キュウビは剣魂を融合させただけじゃなくて生体コアを使っていたでしょ?それよ」
悠「ん?」
久秀「だから……」
想「もしや、天自身が生体コアとして義足を制御していると?」
久秀「そういうこと」
魁人「なるほど、自分を使って義足をより自分の足として操る。理は叶ってますね。」
寅「無茶苦茶だな。そんなことして身体に負担がかからねぇのか?」
魁人「言いたくはありませんが並の人間なら上手くいかないでしょうが……天ならありえます。」
悠「禍は天のコピーったけど足はあるんだよな?」
魁人「あります。五体満足だったころの天をベースに生まれたのでしょう」
崇「まぁ、わざわざ足なしで生まれさせる意味はないからな」
魁人「ただし、身体の鍛え方はまるで別人でしたけどね。相当ビルドアップしていました。そして、あの灰龍剄の威力は確実に龍石を持っている」
悠「龍石?」
魁人「龍晶、龍岩など色んな言われ方をしますが分かりやすく言えば龍剄の威力をあげる強化アイテムみたいな感じですね。」
寅「そんなもんが本当にあるのか?」
魁人「えぇ、私は現物を見たことないのですが、道玄師曰く、見た目は水晶みたいなものだそうです。ただ、それに振動を加えると共鳴し、振動波を増幅する物だとか。」
悠「つまり、灰龍剄の威力を跳ね上げる……と?」
魁人「はい……。この龍石はもともと道玄師が管理していたのですが先の天との戦いのとき奪われてしまったのです。天の両足と引き換えに……しかし、今思えばあの戦いは天が龍石を奪うためだったのではと考えてしまいますね。」
悠「ぞっとする話しだな」
魁人「まったくです。恐らく禍は今現在いる龍剄使いの中では最強でしょう。」
悠「道玄のおっさんと神姫を含めても?」
魁人「……おそらく」
雷太郎「翠龍剄のバリアーは突破出来ればどうにかなるかもしれないが」
風太郎「灰龍剄はヤバい。こっちは動けなくなるのに向こうは自由だ。」
悠「やめてくれ。想像したくない」
魁人「ですが、希望も有ります。」
悠「マジで?!」
魁人「彼です」
崇「……」
悠「えっ、なんでここで崇?龍剄も鬼状態も使わないっか使えないだろ。」
魁人「はい。しかし、私たちを間接的に救ってくださった虎狗琥さんは可能性を見出してくれたのです」
悠「天と禍がヤバいのは分かった」
拳二「俺ぁみてねーけどな」
悠「お前はゾンビと追いかけっこしてたからだろ」
拳二「ありゃ、ゾンビっーよりターミネーターだったぞ。身体に直接器具埋め込んでたし」
魁人「どうやら、天の目的は大江戸学園の剣魂システムだったようです」
寅「どういうことだ?」
魁人「天の義足に剣魂システムを応用させて自分の足と同じ……いえ、それ以上の性能を加える施術をしたのでしょう。伊万里の橙龍剄がただのひと蹴りでかき消されてました。」
悠「だったら、この刀で無効化を出来ないか?いちおうコイツはキュウビすら封じた代物だぞ」
魁人「たぶん、無理でしょう。天は剣魂を使役しているわけではないようでしたし。」
久秀「ちょっといいかしら」
悠「どした?」
久秀「私の憶測だけど、天は剣魂システムじゃなくてコアシステムを応用しているんじゃない?」
魁人「っと、いいますと?」
久秀「キュウビは剣魂を融合させただけじゃなくて生体コアを使っていたでしょ?それよ」
悠「ん?」
久秀「だから……」
想「もしや、天自身が生体コアとして義足を制御していると?」
久秀「そういうこと」
魁人「なるほど、自分を使って義足をより自分の足として操る。理は叶ってますね。」
寅「無茶苦茶だな。そんなことして身体に負担がかからねぇのか?」
魁人「言いたくはありませんが並の人間なら上手くいかないでしょうが……天ならありえます。」
悠「禍は天のコピーったけど足はあるんだよな?」
魁人「あります。五体満足だったころの天をベースに生まれたのでしょう」
崇「まぁ、わざわざ足なしで生まれさせる意味はないからな」
魁人「ただし、身体の鍛え方はまるで別人でしたけどね。相当ビルドアップしていました。そして、あの灰龍剄の威力は確実に龍石を持っている」
悠「龍石?」
魁人「龍晶、龍岩など色んな言われ方をしますが分かりやすく言えば龍剄の威力をあげる強化アイテムみたいな感じですね。」
寅「そんなもんが本当にあるのか?」
魁人「えぇ、私は現物を見たことないのですが、道玄師曰く、見た目は水晶みたいなものだそうです。ただ、それに振動を加えると共鳴し、振動波を増幅する物だとか。」
悠「つまり、灰龍剄の威力を跳ね上げる……と?」
魁人「はい……。この龍石はもともと道玄師が管理していたのですが先の天との戦いのとき奪われてしまったのです。天の両足と引き換えに……しかし、今思えばあの戦いは天が龍石を奪うためだったのではと考えてしまいますね。」
悠「ぞっとする話しだな」
魁人「まったくです。恐らく禍は今現在いる龍剄使いの中では最強でしょう。」
悠「道玄のおっさんと神姫を含めても?」
魁人「……おそらく」
雷太郎「翠龍剄のバリアーは突破出来ればどうにかなるかもしれないが」
風太郎「灰龍剄はヤバい。こっちは動けなくなるのに向こうは自由だ。」
悠「やめてくれ。想像したくない」
魁人「ですが、希望も有ります。」
悠「マジで?!」
魁人「彼です」
崇「……」
悠「えっ、なんでここで崇?龍剄も鬼状態も使わないっか使えないだろ。」
魁人「はい。しかし、私たちを間接的に救ってくださった虎狗琥さんは可能性を見出してくれたのです」