ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕
ー大江戸学園:ねずみ屋ー
悠「拳二はいいとして、話を進めてくれ」
拳二「いいってなんだ!いいって!」
雷太郎「焔龍、王蟲、泡翠をあと一息で」
風太郎「退けれると思った瞬間、消えた」
悠「消えた?」
想「はい。正確にいえば新たに現れたひとに攫われたというのが正しいですけど」
久秀「猩猩とか呼ばれていたわね。人間を三人軽々と抱えていたわ。それでそのまま逃走」
寅「待てよ。逃がしたのか?」
雷太郎「こっちも」
福太郎「黙って」
「「逃がすわけがない。」」
想「追うに追えない事情があったんです。別のものが我々の前に立ちはだかって」
久秀「最初は座っていたけどね。車いすに」
悠「車いす?」
雷太郎「天だ」
悠「天……って、天か?!居たのか噂の男!!」
風太郎「ああ、居た。」
寅「ちょっと待て車いすってなんだ」
雷太郎「車いすに乗っていたんだよ。」
悠「確か道玄のおっさんたちが両足の腱をブチ切ったんだっけ?」
風太郎「ああ、聞いているのか」
悠「まぁ、一応な」
崇「初耳だ」
悠「なんでお前はそういうことは知らないんだよ」
崇「俺はお前たちと違って込みいった話はしない。」
寅「まさか、そんな車いす相手に負けたのかよ」
久秀「問題はそこからよ」
魁人「そこからは私が話しますよ」
悠「魁人……って、大丈夫なのかお前。包帯まみれだし」
魁人「なんかと、私の方は傷が浅かったので……。」
久秀「少なくとも浅くは見えないけど」
魁人「何箇所か穴は空いています。ですが、伊万里よりはマシだったみたいでね。」
崇「流石は鬼の弟子といったところか」
魁人「ははっ、それもありますが。伊万里と違って日ごろの行いがいいですから。」
悠「アンタいい性格してるな」
魁人「そうでもないですよ。ですが、まぁ、なによりも虎狗琥さん、あなたのおかげですよ。こうして命があるのは」
崇「気にするな。俺はお前らを助けるつもりだったわけじゃない。偶然そうなっただけだ」
魁人「ははっ、流石キングは貫録が違う。」
悠「おーい、話しが見えないんだけど」
魁人「端的に言いましょう。天は自分の足を義足化して自由に歩けるようになっています。そして、もうひとつ最悪なのが自分のコピーを創っていました」
寅「自分のコピー?」
魁人「クローンです」
悠「クローンって……馬鹿な」
崇「お前が言うな」
悠「どういう意味だよ」
崇「お前のクローンもいるだろ」
悠「……その話はちょっと置いとこう」
魁人「天と天のクローン禍。どちらも厄介な相手でした。天は脚を失う前よりも強力に、禍は翠龍と灰龍の二つを融合した灰翠の龍(ジエドオブドラゴン)を使う」
悠「ジエド……」
魁人「クリスタルクォーツ(水晶振動)の能力と風の能力の双方を得意としてる。攻防一体となっていた。」
久秀「私たち全員の動きを止めて、瓦礫なんかを弾丸のように飛ばしてきたわ」
悠「なにそれチートじゃん」
久秀「まったくその通りだわ」
悠「拳二はいいとして、話を進めてくれ」
拳二「いいってなんだ!いいって!」
雷太郎「焔龍、王蟲、泡翠をあと一息で」
風太郎「退けれると思った瞬間、消えた」
悠「消えた?」
想「はい。正確にいえば新たに現れたひとに攫われたというのが正しいですけど」
久秀「猩猩とか呼ばれていたわね。人間を三人軽々と抱えていたわ。それでそのまま逃走」
寅「待てよ。逃がしたのか?」
雷太郎「こっちも」
福太郎「黙って」
「「逃がすわけがない。」」
想「追うに追えない事情があったんです。別のものが我々の前に立ちはだかって」
久秀「最初は座っていたけどね。車いすに」
悠「車いす?」
雷太郎「天だ」
悠「天……って、天か?!居たのか噂の男!!」
風太郎「ああ、居た。」
寅「ちょっと待て車いすってなんだ」
雷太郎「車いすに乗っていたんだよ。」
悠「確か道玄のおっさんたちが両足の腱をブチ切ったんだっけ?」
風太郎「ああ、聞いているのか」
悠「まぁ、一応な」
崇「初耳だ」
悠「なんでお前はそういうことは知らないんだよ」
崇「俺はお前たちと違って込みいった話はしない。」
寅「まさか、そんな車いす相手に負けたのかよ」
久秀「問題はそこからよ」
魁人「そこからは私が話しますよ」
悠「魁人……って、大丈夫なのかお前。包帯まみれだし」
魁人「なんかと、私の方は傷が浅かったので……。」
久秀「少なくとも浅くは見えないけど」
魁人「何箇所か穴は空いています。ですが、伊万里よりはマシだったみたいでね。」
崇「流石は鬼の弟子といったところか」
魁人「ははっ、それもありますが。伊万里と違って日ごろの行いがいいですから。」
悠「アンタいい性格してるな」
魁人「そうでもないですよ。ですが、まぁ、なによりも虎狗琥さん、あなたのおかげですよ。こうして命があるのは」
崇「気にするな。俺はお前らを助けるつもりだったわけじゃない。偶然そうなっただけだ」
魁人「ははっ、流石キングは貫録が違う。」
悠「おーい、話しが見えないんだけど」
魁人「端的に言いましょう。天は自分の足を義足化して自由に歩けるようになっています。そして、もうひとつ最悪なのが自分のコピーを創っていました」
寅「自分のコピー?」
魁人「クローンです」
悠「クローンって……馬鹿な」
崇「お前が言うな」
悠「どういう意味だよ」
崇「お前のクローンもいるだろ」
悠「……その話はちょっと置いとこう」
魁人「天と天のクローン禍。どちらも厄介な相手でした。天は脚を失う前よりも強力に、禍は翠龍と灰龍の二つを融合した灰翠の龍(ジエドオブドラゴン)を使う」
悠「ジエド……」
魁人「クリスタルクォーツ(水晶振動)の能力と風の能力の双方を得意としてる。攻防一体となっていた。」
久秀「私たち全員の動きを止めて、瓦礫なんかを弾丸のように飛ばしてきたわ」
悠「なにそれチートじゃん」
久秀「まったくその通りだわ」