ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【10】
ー大江戸学園:とある借家ー
魁人は話せる限り、自分が調べている男がどれほど危険でどうして追っているかを説明した。
話しを聞き終えると光姫も話せることと現状を説明する。
あいだで互いの見えない部分を細くしたのは左近だった。
魁人「なるほど、その大御所なる輩が、そんな大騒動を……」
光姫「そちらの天という男もかなりの危険人物じゃな……」
左近「ちゃちゃを入れるようなんですが……なんで九頭竜さんはなんで小鳥遊さんに任せなかったんですかねぇ。」
魁人「小鳥遊悠が狙いなのに本人に調査させるのは危険視したのか、もしくは天と接触させるのが嫌なのか……真意は不明だね」
光姫「悠も妙な物に好かれるのぉ」
左近「あはは、そこが小鳥遊さんのいいところですからねぇ。良し悪し関係なく」
魁人「俺は会ったことないんでなんとも言えませんけどね……。」
光姫「随分と落ち着いておるようじゃが平気なのか?」
魁人「えぇ、ちゃんと馬鹿とはいえ腕が立つのが見張ってますから。」
光姫「ふむ……」
魁人「どうかしました?」
光姫「いや、いくら学園がこのような状態とは言え無関係なるものを幾人もやすやすと侵入されていると考えるとな」
魁人「金で転ぶ奴が役人ですから、仕方ないでしょう」
左近「これは耳が痛い。ですけど、私はそんな得体の知れないのには関わってませんから」
光姫「分かっておるわ。さて、そうなると情報は共有するとして行動はバラけることになるの」
魁人「はい……あっ」
光姫「なんじゃ?」
魁人「いえ、ちょっと気になっていたんですけど剣魂っというものを見せてもらえませんか?」
光姫「ふむ?」
魁人「話しには聞きましたけど、実際どんなのかを見てみたいと思いまして」
左近「それじゃあ、私のを召喚しましょうか。よっこいしょ」
左近は床に転がしていた鉄板のような塊りの布を取ってを持ち上げる。
魁人「刀……にしては無骨ですね」
左近「斬馬刀ですよ。剣魂は刀の中にデータを入れてあるんですが……ほぃっ」
気の抜けた掛け声とともに光の粒子が集まり何か形を作っていく。
シキサイ『シャー!』
魁人「おぉ、これが剣魂。蜥蜴っぽいですね。」
光姫「タイプは色々おる。儂の剣魂は狛犬型じゃ。」
左近「ちなみにあたしのシキサイの能力はステルス……って、程ではないですけど身体の色を変えれるので透明化ってことにしてます」
シキサイ『シャー』
話しているうちにシキサイは背景や床の色と同化して本当に透明になってしまう。
魁人「コイツは……凄い。触っても?」
左近「平気ですよ。シキサイは直接攻撃するタイプじゃないですからねぇ。まぁ、噛みつかれたり引っかかれたりすればそこそこ痛いですけど。」
シキサイ『フシー』
ステルスを解除して見えるようになったシキサイに触れる。生き物同様、体温や鼓動、鱗の感触までしっかりとしていた。
魁人「おぉ、しっかりと感触がある。これが剣魂かぁ。でも、これって……」
左近「えぇ、当然使い方を誤れば大変なことになりますよ」
光姫「既になりつつある。儂らが止めなければならんというのも分かったじゃろ?」
魁人「ええ、しっかりと」
魁人は話せる限り、自分が調べている男がどれほど危険でどうして追っているかを説明した。
話しを聞き終えると光姫も話せることと現状を説明する。
あいだで互いの見えない部分を細くしたのは左近だった。
魁人「なるほど、その大御所なる輩が、そんな大騒動を……」
光姫「そちらの天という男もかなりの危険人物じゃな……」
左近「ちゃちゃを入れるようなんですが……なんで九頭竜さんはなんで小鳥遊さんに任せなかったんですかねぇ。」
魁人「小鳥遊悠が狙いなのに本人に調査させるのは危険視したのか、もしくは天と接触させるのが嫌なのか……真意は不明だね」
光姫「悠も妙な物に好かれるのぉ」
左近「あはは、そこが小鳥遊さんのいいところですからねぇ。良し悪し関係なく」
魁人「俺は会ったことないんでなんとも言えませんけどね……。」
光姫「随分と落ち着いておるようじゃが平気なのか?」
魁人「えぇ、ちゃんと馬鹿とはいえ腕が立つのが見張ってますから。」
光姫「ふむ……」
魁人「どうかしました?」
光姫「いや、いくら学園がこのような状態とは言え無関係なるものを幾人もやすやすと侵入されていると考えるとな」
魁人「金で転ぶ奴が役人ですから、仕方ないでしょう」
左近「これは耳が痛い。ですけど、私はそんな得体の知れないのには関わってませんから」
光姫「分かっておるわ。さて、そうなると情報は共有するとして行動はバラけることになるの」
魁人「はい……あっ」
光姫「なんじゃ?」
魁人「いえ、ちょっと気になっていたんですけど剣魂っというものを見せてもらえませんか?」
光姫「ふむ?」
魁人「話しには聞きましたけど、実際どんなのかを見てみたいと思いまして」
左近「それじゃあ、私のを召喚しましょうか。よっこいしょ」
左近は床に転がしていた鉄板のような塊りの布を取ってを持ち上げる。
魁人「刀……にしては無骨ですね」
左近「斬馬刀ですよ。剣魂は刀の中にデータを入れてあるんですが……ほぃっ」
気の抜けた掛け声とともに光の粒子が集まり何か形を作っていく。
シキサイ『シャー!』
魁人「おぉ、これが剣魂。蜥蜴っぽいですね。」
光姫「タイプは色々おる。儂の剣魂は狛犬型じゃ。」
左近「ちなみにあたしのシキサイの能力はステルス……って、程ではないですけど身体の色を変えれるので透明化ってことにしてます」
シキサイ『シャー』
話しているうちにシキサイは背景や床の色と同化して本当に透明になってしまう。
魁人「コイツは……凄い。触っても?」
左近「平気ですよ。シキサイは直接攻撃するタイプじゃないですからねぇ。まぁ、噛みつかれたり引っかかれたりすればそこそこ痛いですけど。」
シキサイ『フシー』
ステルスを解除して見えるようになったシキサイに触れる。生き物同様、体温や鼓動、鱗の感触までしっかりとしていた。
魁人「おぉ、しっかりと感触がある。これが剣魂かぁ。でも、これって……」
左近「えぇ、当然使い方を誤れば大変なことになりますよ」
光姫「既になりつつある。儂らが止めなければならんというのも分かったじゃろ?」
魁人「ええ、しっかりと」