ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【9】
ー大江戸学園:五人組の屋敷ー
用心棒A「来たか……止まれ!ここへ入ることは許さん!」
用心棒B「誰に断ってのこの騒ぎだぁ!」
屋敷の周辺に大勢の守備隊がいる。五人組め、やっぱり用心棒を雇っていたか!
桃子「かまうな!突き破るぜ!うぉぉぉらぁ!行って来いタマァ!」
対してこちらは、鬼島を先頭に勢いを緩めることなく突っこんでいく。
吉音「マゴベエも、負けちゃ駄目だよ!」
久秀「ダンジョー……遊んであげなさい。」
タマ『フンゴォーッ!!』
マゴベエ『ピュイィイーッ!』
ダンジョー『ジョォォォ!』
三匹の剣魂の突撃で、敵の体制が崩れる。
そこに味方の軍勢が切り込み、猛然と攻撃を仕掛けていく。
用心棒A「うおおっ!?なんだこいつらは!」
男子生徒A「悪党に雇われやがって……覚悟しろっ!」
一人ひとりの実力じゃあ、鍛錬を積んでいる用心棒にはかなわない。それでも数と勢いは圧倒的にこちらに分がある。このまま一気に押し切る!
悠「オラァぁぁッ!」
桃子「おっ、悠も頑張ってるじゃねぇか……おらおらこっちからもいくぜーっ!」
吉音「あたしもいるよーっ!」
久秀「さぁ、花火を特等席でみたいのは誰からかしら?」
用心棒B「ぐぁ!く、くそ、こいつら強い……っ!」
用心棒C「門の前を固めろ!こいつらは素人だ、無駄に動くんじゃねぇ!」
桃子「余計なこと考えんじゃねぇ!全力で突っこめぇぇぇ!」
鬼島さんの金棒がうなり、敵用心棒をまとめて吹き飛ばす。
吉音は目にも留らぬ剣さばきで、近づいてくる敵を片っ端から斬り伏せていく。
久秀が密集しようとする敵の中心に、爆薬を振りまき蹂躙する。
彼らのいう通りこちらには町方はいない。素人集団だ。味方も次々にやられていくが、数はこちらの方が多い。徐々に優勢になってくる。
悠「外は後で何とでもなる!中にいる瑞野を押さえるのが最優先だ!」
男子生徒B「了解!俺たちで道を開きます、あとはお願いします!」
桃子「頼むぜ!」
男子生徒C「うおおおおおっ!!」
数人の味方が強引に屋敷の門へと突撃する。敵用心棒に押さえられるが、そこにさらに援護が入り、止めとばかりに鬼島が飛びこんでいく。
桃子「見えたぜ!タマ!全力で行ってこぉぉい!」
タマ『プギッ!フゴゴォォーッ!』
桃子「瑞野、どこだぁ!!出てきやがれぇ!」
悠「待て、鬼島!!ここからは慎重にいかないと……」
久秀「まるで獣ねぇ。この学園にはケダモノしか居ないのかしら」
居並ぶ用心棒たちを蹴散らし、さらにはもんを力任せにぶち破っても、鬼島の勢いはまったく落ちない。
むしろ、ますます意気軒昂に怒声と足音を響かせて、肉ダルマ……もとい、瑞野の姿を探して突き進む。
瑞野がこの屋敷に隠れているのは、まず間違いない。見つけ出すのは時間の問題だ。……これ以上、罠も待ち伏せもなければ。
桃子「うおっ?!」
悠「鬼島!」
まるでおれの危惧が現実化したように、障子越しに突然閃いた白刃が鬼島を襲った。
瑞野を追って縁側にあがるところだった鬼島は、庭に飛び退くことで、その不意打ちを避けた。
シオン「ふん……かわしたか」
悠「シオン!」
斜めに割られた障子の奥から出てて来たのは、抜き身の刀を下げたシオンだった。
用心棒A「来たか……止まれ!ここへ入ることは許さん!」
用心棒B「誰に断ってのこの騒ぎだぁ!」
屋敷の周辺に大勢の守備隊がいる。五人組め、やっぱり用心棒を雇っていたか!
桃子「かまうな!突き破るぜ!うぉぉぉらぁ!行って来いタマァ!」
対してこちらは、鬼島を先頭に勢いを緩めることなく突っこんでいく。
吉音「マゴベエも、負けちゃ駄目だよ!」
久秀「ダンジョー……遊んであげなさい。」
タマ『フンゴォーッ!!』
マゴベエ『ピュイィイーッ!』
ダンジョー『ジョォォォ!』
三匹の剣魂の突撃で、敵の体制が崩れる。
そこに味方の軍勢が切り込み、猛然と攻撃を仕掛けていく。
用心棒A「うおおっ!?なんだこいつらは!」
男子生徒A「悪党に雇われやがって……覚悟しろっ!」
一人ひとりの実力じゃあ、鍛錬を積んでいる用心棒にはかなわない。それでも数と勢いは圧倒的にこちらに分がある。このまま一気に押し切る!
悠「オラァぁぁッ!」
桃子「おっ、悠も頑張ってるじゃねぇか……おらおらこっちからもいくぜーっ!」
吉音「あたしもいるよーっ!」
久秀「さぁ、花火を特等席でみたいのは誰からかしら?」
用心棒B「ぐぁ!く、くそ、こいつら強い……っ!」
用心棒C「門の前を固めろ!こいつらは素人だ、無駄に動くんじゃねぇ!」
桃子「余計なこと考えんじゃねぇ!全力で突っこめぇぇぇ!」
鬼島さんの金棒がうなり、敵用心棒をまとめて吹き飛ばす。
吉音は目にも留らぬ剣さばきで、近づいてくる敵を片っ端から斬り伏せていく。
久秀が密集しようとする敵の中心に、爆薬を振りまき蹂躙する。
彼らのいう通りこちらには町方はいない。素人集団だ。味方も次々にやられていくが、数はこちらの方が多い。徐々に優勢になってくる。
悠「外は後で何とでもなる!中にいる瑞野を押さえるのが最優先だ!」
男子生徒B「了解!俺たちで道を開きます、あとはお願いします!」
桃子「頼むぜ!」
男子生徒C「うおおおおおっ!!」
数人の味方が強引に屋敷の門へと突撃する。敵用心棒に押さえられるが、そこにさらに援護が入り、止めとばかりに鬼島が飛びこんでいく。
桃子「見えたぜ!タマ!全力で行ってこぉぉい!」
タマ『プギッ!フゴゴォォーッ!』
桃子「瑞野、どこだぁ!!出てきやがれぇ!」
悠「待て、鬼島!!ここからは慎重にいかないと……」
久秀「まるで獣ねぇ。この学園にはケダモノしか居ないのかしら」
居並ぶ用心棒たちを蹴散らし、さらにはもんを力任せにぶち破っても、鬼島の勢いはまったく落ちない。
むしろ、ますます意気軒昂に怒声と足音を響かせて、肉ダルマ……もとい、瑞野の姿を探して突き進む。
瑞野がこの屋敷に隠れているのは、まず間違いない。見つけ出すのは時間の問題だ。……これ以上、罠も待ち伏せもなければ。
桃子「うおっ?!」
悠「鬼島!」
まるでおれの危惧が現実化したように、障子越しに突然閃いた白刃が鬼島を襲った。
瑞野を追って縁側にあがるところだった鬼島は、庭に飛び退くことで、その不意打ちを避けた。
シオン「ふん……かわしたか」
悠「シオン!」
斜めに割られた障子の奥から出てて来たのは、抜き身の刀を下げたシオンだった。