ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【6】
ー大江戸城膝元:特設ステージー
酉居「はぁっ……はぁっ……はぁ、はぁっ……」
悠「なんなんだ……こりゃ……」
輝『さぁついにやって参りましたクライマックス!千人の参加した乱取りも、残るは僅かに七人!しかししかしぃぃ、最後の最後でおかしな事になってきている。小鳥遊悠、右京山寅、疾迅風太郎、疾迅雷太郎!対するは酉居葉蔵、御伽ヶ島左近、松永久秀!』
どうしてこんな展開になったんだっけか……えーと、確か二十人くらいが酉居に向かっていって他のライバルたちはことごとく倒されていった。けど、憔悴しきったところに寅が突っ込んで倒した……っと思ったら、寅に着いてたずの左近が裏切って酉居を守ったんだったな。
んで、あの極悪女(参加してたことに驚いた)松永久秀が沸いて出て来て風雷コンビが押されてたんだ。
それで残り人数も限られて来て街中でだらだら闘うんじゃなく、この特設ステージで一気に優勝者を決めることになった。
けど……寅はおれと一騎打ちを望む、疾風迅雷ペアはおれと寅とに一騎打ちを望む。酉居は優勝を狙い、左近は二位ってか多分酉居について金をせびる気、松永は何考えてるか不明だがおれを狙っている。複雑なような単純なような奇妙な対戦者争いが沸いた結果……ここまできて4対3という謎の組み別れになってしまったのだ。
寅「めんどくせぇ。アイツら全員叩き潰すぞ」
雷太郎「ふん。お前は」
風太郎「敵だけど」
雷太郎「その意見には」
風太郎「賛成だ」
悠「っか、お前ら分かってるか?」
「「「なんだ」」」
悠「あっちは全員、剣魂使えるんだぞ。こっちは四人だがあっちは三人と三匹だ。そう易々とは勝てないだろ」
それに久秀自身の強さと剣魂能力は不明なのだ。
酉居「ふんっ、貴様らと組むのは気に食わんが俺が小鳥遊をやる。そのあいだにお前らは他の奴らを……」
久秀「うるさいわね。」
酉居「なんだと?!」
久秀「久秀は久秀のやりたいようにする。小鳥遊悠は私の男(獲物)よ。」
酉居「松永貴様ぁ!」
左近「ははっ、まぁまぁ両人落ちつきましょうや。向こうさんがたが……来てますよっ!」
酉居「!?」
久秀「!!」
左近、酉居、久秀の三人らがバラバラの方向に散る。左近には雷太郎が酉居には風太郎。そして、久秀にはおれと寅が張り着いていた。
悠「まさか、こんな上手いこと分かれるなんてな……っか、寅なんでおれの方に来た」
寅「あのなかで一番怪しいのがこの女だっただけだ」
おれと寅に追い寄られても久秀は顔色ひとつ変えずに口元を派手な扇子で隠してつついった。
久秀「小鳥遊悠だけで十分だけど、右京山寅。お前は久秀の駒を潰してくれた借りが有ったわね。」
悠「なんの話しだ?」
寅「……あぁ、思い出した。コイツの部下とかいう奴らがお前の店の周りうろついてたから潰しといたんだ」
悠「お前……いい奴だな」
寅「お前を血祭りに上げるのは俺だからな」
悠「前言撤回だよ……」
久秀「話しは済んだ?こないならこちらから行くわよ」
寅「女ぁ、調子くれてんなよコラッ!」
ズンズンっと直進する寅。久秀は扇子をこちらに向けて大きく縦に仰いだ。おれはなにか猛烈に嫌な予感がして寅を横に蹴り飛ばして、おれも久秀の直線状から離れる。
次の瞬間、熱と風と音とがおれと寅の間の空間で爆ぜた。
酉居「はぁっ……はぁっ……はぁ、はぁっ……」
悠「なんなんだ……こりゃ……」
輝『さぁついにやって参りましたクライマックス!千人の参加した乱取りも、残るは僅かに七人!しかししかしぃぃ、最後の最後でおかしな事になってきている。小鳥遊悠、右京山寅、疾迅風太郎、疾迅雷太郎!対するは酉居葉蔵、御伽ヶ島左近、松永久秀!』
どうしてこんな展開になったんだっけか……えーと、確か二十人くらいが酉居に向かっていって他のライバルたちはことごとく倒されていった。けど、憔悴しきったところに寅が突っ込んで倒した……っと思ったら、寅に着いてたずの左近が裏切って酉居を守ったんだったな。
んで、あの極悪女(参加してたことに驚いた)松永久秀が沸いて出て来て風雷コンビが押されてたんだ。
それで残り人数も限られて来て街中でだらだら闘うんじゃなく、この特設ステージで一気に優勝者を決めることになった。
けど……寅はおれと一騎打ちを望む、疾風迅雷ペアはおれと寅とに一騎打ちを望む。酉居は優勝を狙い、左近は二位ってか多分酉居について金をせびる気、松永は何考えてるか不明だがおれを狙っている。複雑なような単純なような奇妙な対戦者争いが沸いた結果……ここまできて4対3という謎の組み別れになってしまったのだ。
寅「めんどくせぇ。アイツら全員叩き潰すぞ」
雷太郎「ふん。お前は」
風太郎「敵だけど」
雷太郎「その意見には」
風太郎「賛成だ」
悠「っか、お前ら分かってるか?」
「「「なんだ」」」
悠「あっちは全員、剣魂使えるんだぞ。こっちは四人だがあっちは三人と三匹だ。そう易々とは勝てないだろ」
それに久秀自身の強さと剣魂能力は不明なのだ。
酉居「ふんっ、貴様らと組むのは気に食わんが俺が小鳥遊をやる。そのあいだにお前らは他の奴らを……」
久秀「うるさいわね。」
酉居「なんだと?!」
久秀「久秀は久秀のやりたいようにする。小鳥遊悠は私の男(獲物)よ。」
酉居「松永貴様ぁ!」
左近「ははっ、まぁまぁ両人落ちつきましょうや。向こうさんがたが……来てますよっ!」
酉居「!?」
久秀「!!」
左近、酉居、久秀の三人らがバラバラの方向に散る。左近には雷太郎が酉居には風太郎。そして、久秀にはおれと寅が張り着いていた。
悠「まさか、こんな上手いこと分かれるなんてな……っか、寅なんでおれの方に来た」
寅「あのなかで一番怪しいのがこの女だっただけだ」
おれと寅に追い寄られても久秀は顔色ひとつ変えずに口元を派手な扇子で隠してつついった。
久秀「小鳥遊悠だけで十分だけど、右京山寅。お前は久秀の駒を潰してくれた借りが有ったわね。」
悠「なんの話しだ?」
寅「……あぁ、思い出した。コイツの部下とかいう奴らがお前の店の周りうろついてたから潰しといたんだ」
悠「お前……いい奴だな」
寅「お前を血祭りに上げるのは俺だからな」
悠「前言撤回だよ……」
久秀「話しは済んだ?こないならこちらから行くわよ」
寅「女ぁ、調子くれてんなよコラッ!」
ズンズンっと直進する寅。久秀は扇子をこちらに向けて大きく縦に仰いだ。おれはなにか猛烈に嫌な予感がして寅を横に蹴り飛ばして、おれも久秀の直線状から離れる。
次の瞬間、熱と風と音とがおれと寅の間の空間で爆ぜた。