ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【6】
ー輝の瓦版屋ー
信乃「ええーいっ!」
悠「のぁぁあああああああっ!?」
イデデデデしし痺れるゥゥゥ!!
信乃「きゃぁああああっ!?」
吉音「わわわ!悠っ!?」
輝「あっれぇ……なんで悠ちゃんに?」
悠「はぁっ、はぁっ、はぁっ、な、なんでおれに来るんだよ……的は看板じゃないのか……」
信乃「すすすすすみません!すみませんっ!でもこれ、発射スイッチがあるだけで……どうやって狙いをつければいいんですか?」
輝「あ……そういやそうだね。どうすればいいんだろ」
悠「おい……それはどういうことだ……一度も試用してないのか?」
輝「したよ!……こんな風に、周りにひとがいるところでは初めてだけど」
つばめ「近くにいて、一番背の高い悠さんが自動的に狙われてしまったのかもしれませんね~」
悠「……」
一番高いのはつばめの槍……だと思ったらいつのまにか降ろしていた。
つばめ「あら、どうかしましたか~?」
……最初から警戒していたな。まぁ当たったのがおれだったのは不幸中の幸いだったけど。
信乃「あの……あの、どうしましょう……もう一回試せばいいんですか?」
悠「頼むから勘弁してくれ。」
信乃「ですよね……」
涙目になりながらも、とても安堵した様子で刀を降ろす信乃。刀は何か気持ち悪いもののような扱われ方で、無造作に放り投げられた。
輝「それじゃもう一度気を取り直して、第三の兵器の登場だ!」
吉音「いえ~い!待ってました!」
切り替え早すぎるだろ!
輝「無敵の鎧・鉄壁くんだ~っ!」
悠「……」
どんどん名前がやっつけになってるぞ!……って律儀にツッコミ続けるのも疲れてきた。
輝「速さでも攻撃力でも敵わない敵……そんな化け物がいたとしよう。それに勝つにはどうすればいい?そう!いくら相手から攻撃を受けても、倒れないようになればいいのさ!」
走功ときたらさいごはやっぱ守だよな。見るからに頑丈そうな鎧だ。
悠「……」
輝「じゃあこれはつばめちゃんに」
つばめ「う~ん、言いだした手前引けませんわねぇ~」
微妙に嫌そうな顔をするつばめ。
悠「こうなるのが分かっててどうしてここにきたんだ。」
つばめ「それは、面白そうなものが見られるからに決まってるじゃないですか」
悠「だからもうツッコムの疲れたんだって」
つばめも輝に似てるところがあるよなぁ……。
輝「あ、鎧の背中側にハッチがあるから、そこから入ってね」
つばめ「わかりました~」
鎧についている扉のようなものを開き、中に入っていくつばめ。しばらくごそごそと音が聞こえていたが、どうやらキッチリおさまったらしい。
輝「あどうだい。これでもう誰もつばめちゃんには手を出せないよ」
まぁ金庫の中に入っているようなもんだしなぁ。
吉音「つばめちゃーん、それはどんな感じ?」
つばめ「お……」
吉音「お?」
つばめ「重くて動けません~~」
輝「しまった!丈夫にすることばかり優先して、機能性のことは全然考えてなかったァ!」
悠「まぁそういうオチだろうな。」
輝「でもほら、防御力は本物だから!ちょっと斬りつけたくらいじゃびくともしないよ!」
悠「中にはつばめが入ってるのにそうそう殴れるか!」
輝「いやホントに大丈夫だから~。なんならカミナリソードでも使ってみる?」
信乃「だだだ駄目です!誰に当たっても怪我をしてしまいますよ!」
つじめ「わたくしもすきで殴られたくはないですしね~。もう出てもいいでしょうか?」
信乃「ええーいっ!」
悠「のぁぁあああああああっ!?」
イデデデデしし痺れるゥゥゥ!!
信乃「きゃぁああああっ!?」
吉音「わわわ!悠っ!?」
輝「あっれぇ……なんで悠ちゃんに?」
悠「はぁっ、はぁっ、はぁっ、な、なんでおれに来るんだよ……的は看板じゃないのか……」
信乃「すすすすすみません!すみませんっ!でもこれ、発射スイッチがあるだけで……どうやって狙いをつければいいんですか?」
輝「あ……そういやそうだね。どうすればいいんだろ」
悠「おい……それはどういうことだ……一度も試用してないのか?」
輝「したよ!……こんな風に、周りにひとがいるところでは初めてだけど」
つばめ「近くにいて、一番背の高い悠さんが自動的に狙われてしまったのかもしれませんね~」
悠「……」
一番高いのはつばめの槍……だと思ったらいつのまにか降ろしていた。
つばめ「あら、どうかしましたか~?」
……最初から警戒していたな。まぁ当たったのがおれだったのは不幸中の幸いだったけど。
信乃「あの……あの、どうしましょう……もう一回試せばいいんですか?」
悠「頼むから勘弁してくれ。」
信乃「ですよね……」
涙目になりながらも、とても安堵した様子で刀を降ろす信乃。刀は何か気持ち悪いもののような扱われ方で、無造作に放り投げられた。
輝「それじゃもう一度気を取り直して、第三の兵器の登場だ!」
吉音「いえ~い!待ってました!」
切り替え早すぎるだろ!
輝「無敵の鎧・鉄壁くんだ~っ!」
悠「……」
どんどん名前がやっつけになってるぞ!……って律儀にツッコミ続けるのも疲れてきた。
輝「速さでも攻撃力でも敵わない敵……そんな化け物がいたとしよう。それに勝つにはどうすればいい?そう!いくら相手から攻撃を受けても、倒れないようになればいいのさ!」
走功ときたらさいごはやっぱ守だよな。見るからに頑丈そうな鎧だ。
悠「……」
輝「じゃあこれはつばめちゃんに」
つばめ「う~ん、言いだした手前引けませんわねぇ~」
微妙に嫌そうな顔をするつばめ。
悠「こうなるのが分かっててどうしてここにきたんだ。」
つばめ「それは、面白そうなものが見られるからに決まってるじゃないですか」
悠「だからもうツッコムの疲れたんだって」
つばめも輝に似てるところがあるよなぁ……。
輝「あ、鎧の背中側にハッチがあるから、そこから入ってね」
つばめ「わかりました~」
鎧についている扉のようなものを開き、中に入っていくつばめ。しばらくごそごそと音が聞こえていたが、どうやらキッチリおさまったらしい。
輝「あどうだい。これでもう誰もつばめちゃんには手を出せないよ」
まぁ金庫の中に入っているようなもんだしなぁ。
吉音「つばめちゃーん、それはどんな感じ?」
つばめ「お……」
吉音「お?」
つばめ「重くて動けません~~」
輝「しまった!丈夫にすることばかり優先して、機能性のことは全然考えてなかったァ!」
悠「まぁそういうオチだろうな。」
輝「でもほら、防御力は本物だから!ちょっと斬りつけたくらいじゃびくともしないよ!」
悠「中にはつばめが入ってるのにそうそう殴れるか!」
輝「いやホントに大丈夫だから~。なんならカミナリソードでも使ってみる?」
信乃「だだだ駄目です!誰に当たっても怪我をしてしまいますよ!」
つじめ「わたくしもすきで殴られたくはないですしね~。もう出てもいいでしょうか?」