ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【3】
ー新宿:茶屋小鳥遊堂ー
吉音「……」
悠「んー……ちょっと味薄いな。」
吉音「……」
悠「……あのさ、後ろで立たれると凄くやりにくいんだけど」
吉音「だって、早く食べたいんだもん」
悠「後ろで見てても出来るスピードは変わらないっーの」
寅「なに作ってんだ?」
悠「お前……勝手口から入ってくるなよ」
寅「前からだとガラガラで開いてるかどうかわからないだろ。」
悠「暖簾出てんだろ!」
寅「っで、なにつくってるんだ?」
悠「無視かよ」
吉音「ぜんざいだよ」
寅「また、あまそうなの作ってるな」
悠「茶屋で甘味つくってなにが悪い」
寅「鉄板焼き屋のが儲かるだろ。」
悠「そんな気もするが……今さら変えられませんよ」
吉音「あたしはどっちも好きだよ!!」
寅「お前は喰えたら何でもいいんだろ」
吉音「そ、そんなことないし!!」
寅「どーだか」
悠「まぁ、白米与えたら誰にでもついていきそうな気配は有るな」
吉音「そんな意地汚くないよ!!」
寅「ぜんざいってもうできるのか?」
悠「もうひと煮立ちってところだな」
吉音「いじわるだっ!!」
悠「はいはい。」
吉音「ぶー!!」
寅「おい、ムクれちまったぞ」
悠「ぜんざいができたらすぐに機嫌直るからいいよ」
寅「女の扱いは手慣れてるな」
悠「だと良いんだけどなぁ。」
寅「ふん、とりあえず茶くれ」
悠「冷蔵庫にペットボトルが入ってるぞ」
寅「お前……そんな商売してるのか」
悠「今手が離せないの見たら分かるだろ。」
寅「はん、こんなんじゃ客もこねぇわな」
悠「ちゃんと前から来る客には敬意をはらうっーの。よし、いい感じだ」
寅「できたのか」
悠「おう、食うなら餅いれてやろうか?」
寅「餅いれるなら醤油塗って焼い別でだせ」
悠「偉そうに……おーい、新できたぞ」
吉音「つーん」
悠「ありゃりゃ、本気でムクれてる」
寅「ほっとけきゃいいんじゃねーの」
悠「寅ははっきりしてるなぁ、好きな女とかいないのか?」
寅「……居ないな」
悠「えー……」
寅「それでも風、雷太郎ほど女嫌いもしてねぇぞ」
悠「あの二人は……なんか本当に女キライっぽいしな」
寅「お前は典型的に女好きだろ」
悠「女を嫌いになる理由がわかりませんから」
寅「あるっーの」
吉音「……」
悠「ほら、ムクれてないでこっちきて食べろよ」
吉音「じゃあ、食べる……これに入れて」
ドンッ!
悠「……」
寅「器……っーか、丼だな。味噌汁とかでもこんなんで飲まないぞ」
悠「いいけどさ……これ、食べる量としてはかなり違ってるぞ」
吉音「大丈夫、ぜんぜん大丈夫♪」
吉音「……」
悠「んー……ちょっと味薄いな。」
吉音「……」
悠「……あのさ、後ろで立たれると凄くやりにくいんだけど」
吉音「だって、早く食べたいんだもん」
悠「後ろで見てても出来るスピードは変わらないっーの」
寅「なに作ってんだ?」
悠「お前……勝手口から入ってくるなよ」
寅「前からだとガラガラで開いてるかどうかわからないだろ。」
悠「暖簾出てんだろ!」
寅「っで、なにつくってるんだ?」
悠「無視かよ」
吉音「ぜんざいだよ」
寅「また、あまそうなの作ってるな」
悠「茶屋で甘味つくってなにが悪い」
寅「鉄板焼き屋のが儲かるだろ。」
悠「そんな気もするが……今さら変えられませんよ」
吉音「あたしはどっちも好きだよ!!」
寅「お前は喰えたら何でもいいんだろ」
吉音「そ、そんなことないし!!」
寅「どーだか」
悠「まぁ、白米与えたら誰にでもついていきそうな気配は有るな」
吉音「そんな意地汚くないよ!!」
寅「ぜんざいってもうできるのか?」
悠「もうひと煮立ちってところだな」
吉音「いじわるだっ!!」
悠「はいはい。」
吉音「ぶー!!」
寅「おい、ムクれちまったぞ」
悠「ぜんざいができたらすぐに機嫌直るからいいよ」
寅「女の扱いは手慣れてるな」
悠「だと良いんだけどなぁ。」
寅「ふん、とりあえず茶くれ」
悠「冷蔵庫にペットボトルが入ってるぞ」
寅「お前……そんな商売してるのか」
悠「今手が離せないの見たら分かるだろ。」
寅「はん、こんなんじゃ客もこねぇわな」
悠「ちゃんと前から来る客には敬意をはらうっーの。よし、いい感じだ」
寅「できたのか」
悠「おう、食うなら餅いれてやろうか?」
寅「餅いれるなら醤油塗って焼い別でだせ」
悠「偉そうに……おーい、新できたぞ」
吉音「つーん」
悠「ありゃりゃ、本気でムクれてる」
寅「ほっとけきゃいいんじゃねーの」
悠「寅ははっきりしてるなぁ、好きな女とかいないのか?」
寅「……居ないな」
悠「えー……」
寅「それでも風、雷太郎ほど女嫌いもしてねぇぞ」
悠「あの二人は……なんか本当に女キライっぽいしな」
寅「お前は典型的に女好きだろ」
悠「女を嫌いになる理由がわかりませんから」
寅「あるっーの」
吉音「……」
悠「ほら、ムクれてないでこっちきて食べろよ」
吉音「じゃあ、食べる……これに入れて」
ドンッ!
悠「……」
寅「器……っーか、丼だな。味噌汁とかでもこんなんで飲まないぞ」
悠「いいけどさ……これ、食べる量としてはかなり違ってるぞ」
吉音「大丈夫、ぜんぜん大丈夫♪」