ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【3】
ー綱平の屋敷ー
光姫「ふむ、そろそろよいじゃろ……ハチ、いつものやつを頼む」
由佳里「わかりましたっ!ひかえおろう!ここにおわすお方をどなたと心得る!大江戸学園副将軍っ!水都光姫さまであらせられるぞっ!皆のものっ、頭が高ぁい!!」
スケ『ガオオォォォン!』
カク『バオォォオォン!』
由佳里の言葉に呼応して、スケとカクが雄たけびをあげ、辺りの人間を平伏させていく。
綱平「ば、馬鹿な……あの狛犬が咥えているあれは……生徒会執行部の委任状!」
天釜屋「そんなっ……まさかあのちっこいのが副将軍だったなんて……」
由佳里「ひかえおろぅ!」
悪党二人「「ははぁー!」」
光姫「天釜屋、そなたは己の利益のため強引な地上げの行い、いたずらに蕎麦処の店主を苦しめた。その人道に反する行い、断じて許し難し!」
天釜屋「は、ははぁー。申し訳ございません!」
光姫「そして、諸行奉行所役人、綱平!役職を利用しここな天釜屋と結託して私服を肥やすなどもってのほか!恥を知れ!」
綱平「ははっー!」
光姫「ふむ、町奉行所の面々もじきに到着するようじゃの。そなたらの沙汰は奉行所に任せる。己のすべてを白状するのじゃぞ。」
悪党二人「「ははっー!」」
光姫「うむ。これにて一件落着!」
ー大江戸学園大通りー
あれから数日後、おれと吉音とはなちゃんは大通りで光姫さんを待っていた。
吉音「まだかなぁ、ミッキーまだかなぁー」
悠「ちょっとは落ちつけよ。」
はな「お蕎麦屋さんは逃げたりしないですよ」
吉音「わっかんないよぉー?あの店、ミトランに載ってからすごい人気なんだから!」
悠「あー……そーなのかー」
吉音「そうだよ!ご飯時とか行列ができるんだって!美味しかったもんなー、あそこのお蕎麦!」
悠「っか、お前、この間鬼島さん達といっしょにご馳走になったんだろ?だったらそんなに……」
吉音「この間はこの間!今日は今日!」
悠「あーあー……さいですか。」
はな「ある意味、真理です」
光姫「三人とも待たせたのぅ」
由佳里「こんにちわです」
吉音「遅いよ二人ともー!私もうお腹ぺこぺこだよぉっ!」
悠「いつもだろ」
はな「いつもですね」
光姫「かっかっか、今日はわしが奢るでの、先日の働きの褒美じゃと思うて、遠慮なく食べるがよい」
吉音「やったー!」
由佳里「み、光姫さま……私も、お腹いっぱい食べてもいいんですか?」
光姫「ああ、構わんよ。ハチもよく働いてくれたからの」
由佳里「ありがとうございますっ!」
吉音「よーし、じゃあ、どっちがいっぱい食べられるか勝負だね、ゆかりん!」
由佳里「はいっ、美味しくたくさんいただきましょう!」
悠「おいおい、こんなところで大食い対決始めないでくれよ?」
光姫「蕎麦屋の店主が倒れない程度にしてやれよ?かっかっか。」
光姫さんからのご褒美で、かつきの蕎麦屋に行くことになったおれ達。店の前まで行くと、吉音の話していたとおり、なかなかの繁盛っぷりだった。忙しそうに働くかつきの表情には、もう以前のような暗さはない。こうした身近なところから、生徒の苦しみを取り払っていく。
小さな副将軍様の世直し活動は続いていくのだった。
光姫「ふむ、そろそろよいじゃろ……ハチ、いつものやつを頼む」
由佳里「わかりましたっ!ひかえおろう!ここにおわすお方をどなたと心得る!大江戸学園副将軍っ!水都光姫さまであらせられるぞっ!皆のものっ、頭が高ぁい!!」
スケ『ガオオォォォン!』
カク『バオォォオォン!』
由佳里の言葉に呼応して、スケとカクが雄たけびをあげ、辺りの人間を平伏させていく。
綱平「ば、馬鹿な……あの狛犬が咥えているあれは……生徒会執行部の委任状!」
天釜屋「そんなっ……まさかあのちっこいのが副将軍だったなんて……」
由佳里「ひかえおろぅ!」
悪党二人「「ははぁー!」」
光姫「天釜屋、そなたは己の利益のため強引な地上げの行い、いたずらに蕎麦処の店主を苦しめた。その人道に反する行い、断じて許し難し!」
天釜屋「は、ははぁー。申し訳ございません!」
光姫「そして、諸行奉行所役人、綱平!役職を利用しここな天釜屋と結託して私服を肥やすなどもってのほか!恥を知れ!」
綱平「ははっー!」
光姫「ふむ、町奉行所の面々もじきに到着するようじゃの。そなたらの沙汰は奉行所に任せる。己のすべてを白状するのじゃぞ。」
悪党二人「「ははっー!」」
光姫「うむ。これにて一件落着!」
ー大江戸学園大通りー
あれから数日後、おれと吉音とはなちゃんは大通りで光姫さんを待っていた。
吉音「まだかなぁ、ミッキーまだかなぁー」
悠「ちょっとは落ちつけよ。」
はな「お蕎麦屋さんは逃げたりしないですよ」
吉音「わっかんないよぉー?あの店、ミトランに載ってからすごい人気なんだから!」
悠「あー……そーなのかー」
吉音「そうだよ!ご飯時とか行列ができるんだって!美味しかったもんなー、あそこのお蕎麦!」
悠「っか、お前、この間鬼島さん達といっしょにご馳走になったんだろ?だったらそんなに……」
吉音「この間はこの間!今日は今日!」
悠「あーあー……さいですか。」
はな「ある意味、真理です」
光姫「三人とも待たせたのぅ」
由佳里「こんにちわです」
吉音「遅いよ二人ともー!私もうお腹ぺこぺこだよぉっ!」
悠「いつもだろ」
はな「いつもですね」
光姫「かっかっか、今日はわしが奢るでの、先日の働きの褒美じゃと思うて、遠慮なく食べるがよい」
吉音「やったー!」
由佳里「み、光姫さま……私も、お腹いっぱい食べてもいいんですか?」
光姫「ああ、構わんよ。ハチもよく働いてくれたからの」
由佳里「ありがとうございますっ!」
吉音「よーし、じゃあ、どっちがいっぱい食べられるか勝負だね、ゆかりん!」
由佳里「はいっ、美味しくたくさんいただきましょう!」
悠「おいおい、こんなところで大食い対決始めないでくれよ?」
光姫「蕎麦屋の店主が倒れない程度にしてやれよ?かっかっか。」
光姫さんからのご褒美で、かつきの蕎麦屋に行くことになったおれ達。店の前まで行くと、吉音の話していたとおり、なかなかの繁盛っぷりだった。忙しそうに働くかつきの表情には、もう以前のような暗さはない。こうした身近なところから、生徒の苦しみを取り払っていく。
小さな副将軍様の世直し活動は続いていくのだった。