ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【3】
ー綱平の屋敷ー
光姫「やれやれ、往生際が悪いのう……スケや、カクや。パーティの時間じゃ。」
光姫さんが仕込み杖「太平」からネットワークにアクセスする。そして、呼び出される二匹の狛犬。
スケ『ガオォォオォン!!』
カク『バオォォオォン!!』
チンピラA「うぉわ!なんじゃこりゃ!?」
チンピラB「でっけぇ犬が二匹も!け、剣魂なのかっ?!」
綱平「た、たかが犬の一匹や二匹、ものの数ではないわ!皆の者っ、かかれいいぃっ!」
その声をきっかけに役人生徒の部下たちがおれ達に襲いかかる。
スケ『ガオォン!!』
チンピラA「ぐあぁっ!?」
カク『バオォン!!』
チンピラB「ぎゃああ!」
光姫さんに近づこうとする部下たちを、スケとカクは殴り飛ばしていく。そりゃあんなふっとい腕で殴られたらひとたまりもないよな。
由佳里「きゃーっ!来ないでくださいっ!!」
チンピラA「弱そうな奴からやるってのは喧嘩の鉄則でなぁ……なんならこのまま拉致って可愛がってや……」
トビザル『キキっー!』
チンピラA「ぐわあぁっ!なんだこの猿っ……止めろっ!目がっ、目がああぁぁ!」
由佳里「ええぇい!」
ポカっ!
チンピラA「きゅうぅ…」
由佳里「やったぁっ!ありがとう、トビザル!」
トビザル『キキっ!』
チンピラB「おらぁ!!」
悠「むっ!」
ガイィィン!
チンピラB「くそっ!バケモンかテメェ!」
悠「失礼な事いうな!痛いもんは痛いんだからな!」
ゴロツキが振りおろしてきた木刀の一撃を、素手(掌)で受け止めた。形意拳には劈拳(へきけん)という技がある。こぶしを握り打つ崩拳に対し、手のひらを固めて打つ劈拳は、使い方次第で防御にも使える。木刀とはいえ強撃な一撃を真正面から受け止める真似をしたのは失敗だった結構……いや、かなり痛い。
チンピラB「この野郎っ!!」
ゴロツキはがむしゃらに力を込めて来る。
悠「むっ……。」
腕が痺れてきたその時……。
チンピラB「あぐぁっ!な、なんだ!?風車が肩に!?」
銀次「ヘイっ!悠の字、助けに来たぜ!」
悠「ぎ、銀次…」
銀次「おっとすりむいてるぜ、こいつを使いな」
銀次はひどく派手なハンカチをとりだすとおれに差し出してきた。
悠「あ、あぁ……どうも。洗ってかえしま……。って、これ、銀次のビキニじゃねぇか!?」
銀次「いかにも、吾輩のブーメランである!」
悠「ぎゃああああ!化膿する!!」
銀次「失敬な!その、ブーメランはまだ未使用だぞ?」
悠「そういう問題じゃないっ!!」
相変わらずわけの分からない人だ、っと抗議するが、銀次はどこ吹く風とごろつきに歩み寄っていく。
銀次「吾輩の大切なハニーの顔に傷をつけようなんて、いい度胸してるじゃないの。覚悟はいいかいボーイ……」
チンピラB「な、なんだお前……来るなっ……来るなよっ!こっち来るなあああぁぁぁぁ!!」
背後に回った銀次さんが、ごろつきの両腕を取りそのまま肩にまわす。ごろつきのその姿は、さながら羽ばたこうと翼を広げた鳥のようだ。
銀次「必殺、愛の四十八手……抱えどりっ!」
チンピラB「あぎゃああぁぁ!」
その後も、おれ達は力を合わせて闘い、敵の数を減らしていった。
光姫「やれやれ、往生際が悪いのう……スケや、カクや。パーティの時間じゃ。」
光姫さんが仕込み杖「太平」からネットワークにアクセスする。そして、呼び出される二匹の狛犬。
スケ『ガオォォオォン!!』
カク『バオォォオォン!!』
チンピラA「うぉわ!なんじゃこりゃ!?」
チンピラB「でっけぇ犬が二匹も!け、剣魂なのかっ?!」
綱平「た、たかが犬の一匹や二匹、ものの数ではないわ!皆の者っ、かかれいいぃっ!」
その声をきっかけに役人生徒の部下たちがおれ達に襲いかかる。
スケ『ガオォン!!』
チンピラA「ぐあぁっ!?」
カク『バオォン!!』
チンピラB「ぎゃああ!」
光姫さんに近づこうとする部下たちを、スケとカクは殴り飛ばしていく。そりゃあんなふっとい腕で殴られたらひとたまりもないよな。
由佳里「きゃーっ!来ないでくださいっ!!」
チンピラA「弱そうな奴からやるってのは喧嘩の鉄則でなぁ……なんならこのまま拉致って可愛がってや……」
トビザル『キキっー!』
チンピラA「ぐわあぁっ!なんだこの猿っ……止めろっ!目がっ、目がああぁぁ!」
由佳里「ええぇい!」
ポカっ!
チンピラA「きゅうぅ…」
由佳里「やったぁっ!ありがとう、トビザル!」
トビザル『キキっ!』
チンピラB「おらぁ!!」
悠「むっ!」
ガイィィン!
チンピラB「くそっ!バケモンかテメェ!」
悠「失礼な事いうな!痛いもんは痛いんだからな!」
ゴロツキが振りおろしてきた木刀の一撃を、素手(掌)で受け止めた。形意拳には劈拳(へきけん)という技がある。こぶしを握り打つ崩拳に対し、手のひらを固めて打つ劈拳は、使い方次第で防御にも使える。木刀とはいえ強撃な一撃を真正面から受け止める真似をしたのは失敗だった結構……いや、かなり痛い。
チンピラB「この野郎っ!!」
ゴロツキはがむしゃらに力を込めて来る。
悠「むっ……。」
腕が痺れてきたその時……。
チンピラB「あぐぁっ!な、なんだ!?風車が肩に!?」
銀次「ヘイっ!悠の字、助けに来たぜ!」
悠「ぎ、銀次…」
銀次「おっとすりむいてるぜ、こいつを使いな」
銀次はひどく派手なハンカチをとりだすとおれに差し出してきた。
悠「あ、あぁ……どうも。洗ってかえしま……。って、これ、銀次のビキニじゃねぇか!?」
銀次「いかにも、吾輩のブーメランである!」
悠「ぎゃああああ!化膿する!!」
銀次「失敬な!その、ブーメランはまだ未使用だぞ?」
悠「そういう問題じゃないっ!!」
相変わらずわけの分からない人だ、っと抗議するが、銀次はどこ吹く風とごろつきに歩み寄っていく。
銀次「吾輩の大切なハニーの顔に傷をつけようなんて、いい度胸してるじゃないの。覚悟はいいかいボーイ……」
チンピラB「な、なんだお前……来るなっ……来るなよっ!こっち来るなあああぁぁぁぁ!!」
背後に回った銀次さんが、ごろつきの両腕を取りそのまま肩にまわす。ごろつきのその姿は、さながら羽ばたこうと翼を広げた鳥のようだ。
銀次「必殺、愛の四十八手……抱えどりっ!」
チンピラB「あぎゃああぁぁ!」
その後も、おれ達は力を合わせて闘い、敵の数を減らしていった。