ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました【3】
ー新宿:小鳥遊堂ー
吉音「ぶぅ……ぶぅぶぅぶぅー!」
悠「あー?んだよ、まだ怒ってんのかよ」
吉音「別に怒ってないもん!私だけのけものにされて、皆で美味しいお蕎麦食べたからって怒ってないもん!」
怒ってるじゃないか……。
悠「だーかーらー、あの日はお前補修で居残りだっただろ?」
吉音「うぅー、でも、美味しかったんでしょ?」
悠「ディモールト(非常に)美味かった。」
吉音「ぶぅー!ずるい!悠だけミッキー達といっしょにお蕎麦食べて!ズルい!ズルい!でもるとがが何なのか解んないけどずるいー!!」
はな「イタリア語で「非常に」って意味です」
悠「ナイスはなちゃん、ついでに助けてくれ。」
はな「確かにズルいですね。私ずーっとお店番してるですのに」
悠「……由佳里ぃ、助けてくれぇ」
由佳里「コシのある蕎麦に、出汁の味をしっかり感じるおつゆでした。」
吉音「んにゃあぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!」
あーあ、止めさしちゃったよ……。
光姫「かっかっか、新さんはいつも元気じゃのう。」
はな「食べるか、寝るかしかしてない気もするです……」
ひゅぱっ!
悠「うおっ!?なんじゃい?!」
由佳里「風車っ、銀次さんのです!」
光姫「調べは済んだようじゃの、どれ……」
光姫さんは風車を手に取ると、結びつけられた文を開いた。
悠「銀次はなんて?」
光姫「やはり、商業奉行所の人間と癒着があったようじゃ。」
光姫さんから文を受け取って読み進める。そこには天釜屋と綱平という役人生徒との密談の概要が記載されていた。
悠「ほむ……いや、間違えた、ふむ。どうされますか?」
吉音「お蕎麦屋さんに嫌がらせをする悪い人なんでしょ?踏み込んでやっつけようよ!それで、お蕎麦を食べに行こう」
はな「いきなり踏み込んだところで、証拠が無かったらとぼけられて終わりですよ?」
由佳里「このままだと、かつきさん本当に店を閉めてしまいかねませんし……すぐにでもなんとかしたいところですね。」
光姫「ふむ……わしにいい考えがある、ちと耳を貸せ」
悠「優しくお願いします。出来れば舌入れてください。」
はな「耳の中に熱した寒天でも流し込みますです?」
悠「それはキツイ!?」
光姫「ほれほれ、良いから耳を貸さんか……。」
ー大江戸学園:蕎麦屋近くー
飲食店がいそがしくなる休日の昼時。数人のごろつきを連れた天釜屋はかつきの店へと向かっていた。
天釜屋「いいかい、お前たち、あの店に行くのは今日で最後……泣こうがわめこうが追い出すの、いいわね?」
チンピラA「ヘイ、わかりやした」
チンピラB「多少乱暴なやり方をしてもかまわんのでしょう?」
天釜屋「殺すのはだめよぉ?」
チンピラB「へっへっへ、力加減が難しいな」
チンピラA「ちげぇねぇや。」
チンピラ共「「がっははは」」
天釜屋「さっ、行くよ。アンタ達」
チンピラ共「「へいっ!」」
吉音「ぶぅ……ぶぅぶぅぶぅー!」
悠「あー?んだよ、まだ怒ってんのかよ」
吉音「別に怒ってないもん!私だけのけものにされて、皆で美味しいお蕎麦食べたからって怒ってないもん!」
怒ってるじゃないか……。
悠「だーかーらー、あの日はお前補修で居残りだっただろ?」
吉音「うぅー、でも、美味しかったんでしょ?」
悠「ディモールト(非常に)美味かった。」
吉音「ぶぅー!ずるい!悠だけミッキー達といっしょにお蕎麦食べて!ズルい!ズルい!でもるとがが何なのか解んないけどずるいー!!」
はな「イタリア語で「非常に」って意味です」
悠「ナイスはなちゃん、ついでに助けてくれ。」
はな「確かにズルいですね。私ずーっとお店番してるですのに」
悠「……由佳里ぃ、助けてくれぇ」
由佳里「コシのある蕎麦に、出汁の味をしっかり感じるおつゆでした。」
吉音「んにゃあぁあぁぁぁあぁぁぁぁ!!」
あーあ、止めさしちゃったよ……。
光姫「かっかっか、新さんはいつも元気じゃのう。」
はな「食べるか、寝るかしかしてない気もするです……」
ひゅぱっ!
悠「うおっ!?なんじゃい?!」
由佳里「風車っ、銀次さんのです!」
光姫「調べは済んだようじゃの、どれ……」
光姫さんは風車を手に取ると、結びつけられた文を開いた。
悠「銀次はなんて?」
光姫「やはり、商業奉行所の人間と癒着があったようじゃ。」
光姫さんから文を受け取って読み進める。そこには天釜屋と綱平という役人生徒との密談の概要が記載されていた。
悠「ほむ……いや、間違えた、ふむ。どうされますか?」
吉音「お蕎麦屋さんに嫌がらせをする悪い人なんでしょ?踏み込んでやっつけようよ!それで、お蕎麦を食べに行こう」
はな「いきなり踏み込んだところで、証拠が無かったらとぼけられて終わりですよ?」
由佳里「このままだと、かつきさん本当に店を閉めてしまいかねませんし……すぐにでもなんとかしたいところですね。」
光姫「ふむ……わしにいい考えがある、ちと耳を貸せ」
悠「優しくお願いします。出来れば舌入れてください。」
はな「耳の中に熱した寒天でも流し込みますです?」
悠「それはキツイ!?」
光姫「ほれほれ、良いから耳を貸さんか……。」
ー大江戸学園:蕎麦屋近くー
飲食店がいそがしくなる休日の昼時。数人のごろつきを連れた天釜屋はかつきの店へと向かっていた。
天釜屋「いいかい、お前たち、あの店に行くのは今日で最後……泣こうがわめこうが追い出すの、いいわね?」
チンピラA「ヘイ、わかりやした」
チンピラB「多少乱暴なやり方をしてもかまわんのでしょう?」
天釜屋「殺すのはだめよぉ?」
チンピラB「へっへっへ、力加減が難しいな」
チンピラA「ちげぇねぇや。」
チンピラ共「「がっははは」」
天釜屋「さっ、行くよ。アンタ達」
チンピラ共「「へいっ!」」