ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました

ー新宿:茶屋小鳥遊堂ー

悠「さて…(これは一応崇側(サイド)か王側に連絡しといたほうがいいのか…。けど、店を狙うって事は拳二のが…)」

光姫「あいかわらずじゃのう」

新「あれ、ミッキーだ!」

悠「(あ、けど王との連絡方法聞いてないな…。うーむ、ならやはり崇側にか、拳二だな。)」

光姫「その呼び方をするのはお主だけじゃ」

新「嫌なの?」

悠「(とりあえず、このチンピラどもの写真を撮っとくか)」

光姫「もう別に構わん」

新「じゃあ、ミッキー」

由佳里「よし……えとえと、新さん、お久しぶりです」

新「あ、ゆかりんもいる」

由佳里「はぁ、助かりましたぁ~」

悠「よし、これでよし。っで、そこの盛り上がってるガールズは知り合いなのか?」

新「うん、そうだよ。えっと…」

光姫「遠い親戚じゃな」

新「あ、うんうん」

光姫「ちなみに由佳里はわしのおつきじゃ」

由佳里「はい~」

悠「この学園、広いのか狭いのかわからんな。」

光姫「(それにしてもお主は家には戻らんのか?)」
新「(むぅ…その話しはちょっとここでは)」

悠「……ナイショ話なら席はずそうか?(おれの店前だけど)」

新「いや、あの、なんでもないよ!」

光姫「……」

プルル…
由佳里「はい、もしもし由佳里です」

光姫「銀二か?」

由佳里「コクコク」

光姫「ではそろそろおいとまするかの。いくらじゃ?」

悠「あー……色々あったし。タダでいいっすよ」

光姫「商売が向いとらんな、お主は」

悠「道化(ピエロ)なら向いてるっていわれるけどな。」

光姫「まぁ、原因は由佳里にあるわけじゃから…このぐらいとっておけ。」

悠「いや、これ万札じゃん」

光姫「釣りは開店の祝儀じゃ、取っておけ」

悠「いやいや…」

光姫「よいよい」

新「ミッキーはすごいお金持ちだからもらっておいたらいいんだよ」

悠「なるほど、ってよかねぇよ。子供から代金以上の」

光姫「誰が子供じゃ!無礼なやつめ。」

悠「じゃあ、無礼ついでにこれは返…」

由佳里「光姫様、銀二さんが直接話があるそうです」

光姫「うむ、わかった。悠よ。また来てやるから、そのときは今以上の茶と菓子を振る舞うようにな」

悠「いや、だから金を…」

新「じゃ、またねミッキー」

光姫「ではの」

悠「え~最後の最後でシカトかい」

新「良かったね。」

悠「シカトがか?!」

新「違うよ。お店をミッキーに気に入られて」

悠「うーむ、気に入られたかどうかはともかくこの金は次来たら返さないと」

新「なんで?祝儀なのに」

悠「あの子に祝儀をもらういわれがないだろ。」

新「じゃあ、私が祝儀分、お菓子食べるよ」

悠「ご祝儀はありがたく頂いておこう」

新「ぶ~」
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