ー茶屋ー小鳥遊堂はじめました弐幕【7】
ー大江戸学園:茶屋小鳥遊堂ー
男「うわっ……うぅっ……」
城「よいしょっと、終わりました。」
悠「ご苦労さん。で?」
城「で?とは?」
悠「お前的に今の相手はどうだった?」
城「どうと言われても……いったいどんな過信があって人に暴力を振るおうとしてるのかわからない人でした。」
悠「覚えとけ、こういう奴を無能で声がデカいだけの馬鹿というんだぞ」
由真「アンタらね……」
悠「おう由真。結局コイツなんだったんだ。」
由真「ただの痴漢野郎よ。別にどうにかしてもらわなくても大丈夫だったけど、一応お礼はいっとくわ。」
悠「礼ならコイツにいうといい、おれは何もしてない」
由真「そうね。ありがとう。」
城「いえ、大丈夫です。」
男「こ、この野郎…!どいつもこいつもなめやがって!!」
地面に転がっていた男は切れた様子で立ちあがるとポケットから小さなナイフを取り出した。
悠「おいおい、ちょっと待てよ」
男「うるせぇ!ぶっ殺してやる!」
男は血走った眼で勢いよくナイフを突き立てようとしたが悠は指二本で刃を抓み止めた。
悠「ちょっと待てって。おい、お前は武器の対処はできるのか?」
男「っ、う、動かねぇ……!」
城「一応実戦形式で組み手は経験があります。」
悠「そうか。」
抓んでいた刃を離して男を突き飛ばした。
男「うわっ!!」
由真「なんで離してんのよ!」
悠「いや、コイツに倒させようかと思って、さぁ、やってみろ」
城「あのー……逃げていきましたよ。」
悠「は?うわ、ホント居ねぇ…」
由真「そりゃナイフを指でつまんで止めるようなのが居たら逃げるでしょ。」
城「逃げますね。」
悠「なんだよ、丁度いい具合のバカだったのに…。まぁ、いいかあのぐらいの馬鹿ならすぐにまた湧くだろうし。」
由真「なんかよく分からないけど、私も店に戻るわ。……その、ありがとね。」
悠「はいよ。さて、おれらも仕事に戻るか」
城「あ、そうだ。早く戻ってくださいよ!!寅さんたちが待ってますから!!」
悠「へいへい。」
~~
寅「てめぇ、客待たせて何してんだ。蹴り飛ばすぞ。」
悠「……」
グッ
城「いやいや、なんですか前に押さないでください!!」
悠「客が暴れたらお前が止めるのが仕事だ」
城「さっきの相手とレベルが違うじゃないですか!?」
悠「レジェンド級の相手と闘えるなんてめったにないことだぞ。」
城「これは違うでしょ!?」
男「うわっ……うぅっ……」
城「よいしょっと、終わりました。」
悠「ご苦労さん。で?」
城「で?とは?」
悠「お前的に今の相手はどうだった?」
城「どうと言われても……いったいどんな過信があって人に暴力を振るおうとしてるのかわからない人でした。」
悠「覚えとけ、こういう奴を無能で声がデカいだけの馬鹿というんだぞ」
由真「アンタらね……」
悠「おう由真。結局コイツなんだったんだ。」
由真「ただの痴漢野郎よ。別にどうにかしてもらわなくても大丈夫だったけど、一応お礼はいっとくわ。」
悠「礼ならコイツにいうといい、おれは何もしてない」
由真「そうね。ありがとう。」
城「いえ、大丈夫です。」
男「こ、この野郎…!どいつもこいつもなめやがって!!」
地面に転がっていた男は切れた様子で立ちあがるとポケットから小さなナイフを取り出した。
悠「おいおい、ちょっと待てよ」
男「うるせぇ!ぶっ殺してやる!」
男は血走った眼で勢いよくナイフを突き立てようとしたが悠は指二本で刃を抓み止めた。
悠「ちょっと待てって。おい、お前は武器の対処はできるのか?」
男「っ、う、動かねぇ……!」
城「一応実戦形式で組み手は経験があります。」
悠「そうか。」
抓んでいた刃を離して男を突き飛ばした。
男「うわっ!!」
由真「なんで離してんのよ!」
悠「いや、コイツに倒させようかと思って、さぁ、やってみろ」
城「あのー……逃げていきましたよ。」
悠「は?うわ、ホント居ねぇ…」
由真「そりゃナイフを指でつまんで止めるようなのが居たら逃げるでしょ。」
城「逃げますね。」
悠「なんだよ、丁度いい具合のバカだったのに…。まぁ、いいかあのぐらいの馬鹿ならすぐにまた湧くだろうし。」
由真「なんかよく分からないけど、私も店に戻るわ。……その、ありがとね。」
悠「はいよ。さて、おれらも仕事に戻るか」
城「あ、そうだ。早く戻ってくださいよ!!寅さんたちが待ってますから!!」
悠「へいへい。」
~~
寅「てめぇ、客待たせて何してんだ。蹴り飛ばすぞ。」
悠「……」
グッ
城「いやいや、なんですか前に押さないでください!!」
悠「客が暴れたらお前が止めるのが仕事だ」
城「さっきの相手とレベルが違うじゃないですか!?」
悠「レジェンド級の相手と闘えるなんてめったにないことだぞ。」
城「これは違うでしょ!?」